innoのロッドボックス290を利用した感想と商品情報をお伝えします。商品が気になっていた人はぜひ一度読んで欲しいです。


使用した感じ
先に結論を言ってしまうと、かなり便利です。ただし、基本的に毎回複数の釣竿を持って釣りに行く場合といった、但し書きがついてくると思います。


釣竿を置いた状態で写真を取ればよかったですが、忘れちゃいました。
innoのロッドボックス290は最大9ft(2,760mm)までの釣竿を全てセットした状態で最大8本程度までなら格納できます。



釣竿にリールをセットした状態でなら、4本程度が使いやすいかもですね。
それだけの数の釣竿を、毎回の釣行で利用するなら絶対に購入したほうが、釣りが楽しくそして、釣行ポイントに着いてからの準備が少なくなり、とても楽になります。
逆に言ってしまうと、そんなに長めの釣竿の本数が多くない、車内に釣り竿をセットした状態で積み込めてしまう場合は、買わなくてもよいかと思います。
注意点
基本的にはどんな車にも搭載できます!!メモリクランプでの取り付けになり、取り付けも簡単なのですが何点か注意しておかないといけないポイントがあります。
バックドアに干渉
9ftの釣竿が入るという事は、ロッドボックス自体の長さは最大2,920mm。この約3mもの長さを自動車の上に乗せることを考えると、バッグドアに干渉しないギリギリを見極める必要があります。
- スズキ ジムニーやトヨタ ランドクルーザープラドのような「横開き式」
- 日本の自動車ではあまり見かけないですが「観音開き式」
これらの場合はロッドボックスが干渉することは、そうそう起きないのですが多くの自動車は「跳ね上げ式」のバックドアが多いと思います。「跳ね上げ式」の場合は、バッグドアを開けたときにロッドボックスとバックドアがぶつからないように、ロッドボックスの設置位置を調整する必要があります。


かなずしも9ftで利用できるとは限らない
本当は私としては9ftで利用をしたいのですが、これから説明する内容を踏まえて結果として8.1ftのミディアムで利用するしかない状態になりました。
前提としてinnoのロッドボックス290は
- ショート:2,200mm (7.2ft)
- ミディアム:2,480mm (8.1ft)
- ロング:2,760mm (9.0ft)
この3つの長さに調整ができます。
そしてこの長さ調整ができるようにしてあるが故に、ベースキャリアにメモリクランプで固定する時に「この場所でメモリクランプをかませたいのだけど、できない」といったことがおきます。
具体的には長さを調整する際にパーツを固定するネジのネジ山がメモリクランプに干渉するので、ベースキャリアへの固定時に不安定になりかねないのです。


逆に言えば、ネジ山を避けてメモリクランプを使う仕様になります。じゃあ、ベースキャリアのバーの位置を変えればいいのではと考える方もいるかと思いますが、ベースキャリアの設置方法は自動車ごとに違いがあります。
私が乗っているスバル フォレスターはルーフレールが無く、フィックスポイント式なのでベースキャリアの位置は変更できません。
そうなってくると、
- バッグドアに干渉しないポジション
- ロッドボックスを載せたときのバランス
- ネジ山がメモリクランプに干渉しないようにする
これらを考慮しながらロッドボックスの長さを調整して設置することになります。


そして私の場合は結果として、ミディアムの8.1ftでの利用となりました。
フロントガラスに水滴が落ちる
私の場合は、特に起きるのですがロッドボックスが車体前方に突き出している状態のためロッドボックスを伝って水滴がフロントガラスに落ちてきます。そのせいで結構水滴の跡が残ります。
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、私のフォレスターは写真の赤丸で囲った水滴がロッドボックスを伝って落ちてくるのです。


一回、ウォッシャーをすれば気にはなりませんが、気になるなぁって方は事前に自分の自動車だと、車体前方に突き出す設置になるか寸法とか確認してください。
車体前方に突き出さなくても、バッグドアに干渉しない自動車や雨風が関係ないガレージに車を保管している人は関係ないですね。
重量/空気抵抗
キャリア系カーアイテムのお決まり
- 常に重量が乗る
- 空気抵抗が大きくなる
この2点はどうやっても避けられないですね。
製品情報
- メーカー:INNO
- 商品名:ロッドボックス290 ブラック
- 型番:IF44BK
- サイズ:全長2360~2920mm 全幅340mm 全高178mm
- 重量:12.0kg
- 積載本数:4~8本
- 最大積載量:10kg
- 金額:¥74,800(税込)
前後対称の商品なので、左右どっちにでも取り付けができます。


スプリングダンパー
ロッドボックスのカバーを開閉するときに、開閉しやすくするのにスプリングダンパーが使われています。


少ない力で簡単に開け閉めできるのがとても良いです。
メモリクランプ
ベースキャリアとの固定はメモリクランプで行われます。メモリクランプなので、ベースキャリアへの脱着がとても簡単ですね。


3段階のサイズ調整
先にロッドボックスの注意点でも伝えましたが、innoのロッドボックス290は3つのサイズに調整することが可能です。


- ショート:2,200mm (7.2ft)
- ミディアム:2,480mm (8.1ft)
- ロング:2,760mm (9.0ft)
これは商品自体が、3分割されておりそれを組み立ててロッドボックスの状態にしているためですね。組み立て式とは言っても、しっかりと金属製のフレームに固定するので、ふにゃふにゃになったりはしません。
鍵は3か所
ロッドボックスは3か所のレバークランプで施錠できるようになっています。




しっかりと閉じられるので走行中に空いたりはないし、盗難防止にもなりますね。
紹介動画
メーカー公式の紹介動画もありますので、気になった方は一度見てみるのもいいですね。
またこちらは「YAMAKEN TV」さんの動画で、私もロッドボックスを購入する前に何度か見て参考にしました。
まとめ
innoのロッドボックス290は、長い釣竿を使うアングラーが釣りに行く際に釣竿をたくさん持っていくのであれば、とても便利で有用なアイテムです。


ただし乗っている自動車によっては最大サイズの9ftで利用できなかったりしますので、事前に自分の乗っている自動車だとどうなるのか調べておくのは必須です。
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