キャンプ飯の定番といえばカレーですが、「いつも同じ作り方でマンネリ気味」「もっと本格的な味に挑戦したい」と感じていませんか?そんなお悩みを解決し、あなたのキャンプカレーを劇的に美味しくするレシピとテクニックを完全網羅しました。
初心者でも失敗しない市販ルーを使った簡単レシピから、ダッチオーブンや焚き火で作る本格アレンジレシピ、さらにはスパイスから作る上級者向けカレーの作り方まで、レベル別に徹底解説します。また、絶品ご飯の炊き方や人気のチーズナン、プロの味になる隠し味、面倒な後片付けを楽にする裏ワザまで、キャンプカレーの全てがこの記事一本で分かります。
みんなで作る楽しさと、大自然の中で食べる格別の美味しさがキャンプカレー最大の魅力。さあ、最高のキャンプカレー体験を準備しましょう。

はじめに キャンプ飯でカレーが不動の人気を誇る理由
キャンプの夜、焚き火を囲んでみんなで食べるごはん。数あるキャンプ飯の中でも、なぜ「カレー」はこれほどまでに愛され、定番メニューとして君臨しているのでしょうか。もはや「キャンプといえばカレー」と言っても過言ではないほど、私たちの間に深く浸透しています。
ある調査によれば、キャンプで食べる料理としてカレーライスは常に人気ランキングの上位に位置しています。 この記事の冒頭では、そんなキャンプカレーが持つ普遍的な魅力と、不動の人気を誇る理由を多角的に掘り下げていきます。これからご紹介するレシピへの期待感を高めながら、まずはその秘密に迫ってみましょう。
子どもから大人まで、みんなが笑顔になる定番の味
最大の理由は、なんといってもカレーが世代や性別を問わず愛される「国民食」であることでしょう。 小さな子どもがいるファミリーキャンプでも、友人同士のグループキャンプでも、メニュー決めで意見が分かれることはほとんどありません。カレーを嫌いな人は少なく、誰に出しても喜ばれる安心感は、幹事にとって何より心強い味方です。 スパイスの効いた刺激的な辛さから、フルーツの甘みが溶け込んだマイルドな味まで、使うルーや食材によって辛さを自由に調整できる点も、幅広い層に支持される秘訣です。
調理のプロセスも楽しい!共同作業で生まれる一体感
キャンプカレーの魅力は、食べるときだけではありません。「作る過程」そのものが、最高のエンターテインメントになるのです。
- 野菜の皮をむく人
- 食材をカットする人
- 火の番をする人
- 大きな鍋をかき混ぜる人
このように自然と役割分担が生まれ、みんなで協力して一つの料理を完成させるという体験は、キャンプの醍醐味の一つです。 とくに子どもにとっては、普段はなかなかできない調理に参加できる絶好の機会。自分も一緒に作ったカレーだと思うと、美味しさもひとしおです。
この共同作業を通して生まれる一体感やコミュニケーションが、キャンプの思い出をより一層色濃くしてくれます。
失敗が少なく初心者でも安心の簡単調理
「外での料理はなんだか難しそう…」と感じるキャンプ初心者でも、カレーなら安心して挑戦できます。市販のカレールーを使えば、味付けで大きく失敗することはまずありません。 野菜の切り方が少し不揃いでも、煮込み時間が多少前後しても、それらが逆に「味」となり美味しく仕上がる懐の深さもカレーならではの魅力です。
食材を炒めて水とルーを加えて煮込むだけ、というシンプルな工程は、慣れないアウトドア環境での調理において大きなメリットと言えるでしょう。
アウトドアという最高のスパイス
家のキッチンで作るカレーと、キャンプで食べるカレー。レシピは同じはずなのに、なぜキャンプで食べると格別に美味しく感じるのでしょうか。それは、雄大な自然、焚き火の香り、澄んだ空気、そして仲間との笑い声といった「アウトドアならではの要素」が最高のスパイスとして加わるからです。
非日常的な開放感あふれる空間で、みんなで作った熱々のカレーを頬張るひとときは、何物にも代えがたい特別な体験。この「体験価値」こそが、人々をキャンプカレーへと駆り立てる大きな理由なのです。
| 魅力 | 詳細 |
|---|---|
| 普遍的な人気 | 子どもから大人まで、好き嫌いが少なく誰からも愛される定番の味。 |
| 協調性の醸成 | 調理工程を分担しやすく、みんなで協力して作る楽しさや一体感が生まれる。 |
| 手軽さと安心感 | 市販のルーを使えば味付けの失敗が少なく、料理初心者でも簡単に作れる。 |
| アレンジの自由度 | 地域の特産品を入れたり、隠し味を加えたりと、オリジナリティを出しやすい。 |
| 最高のロケーション | 自然の中で食べるという非日常的な体験が、カレーの味を何倍にも美味しく感じさせる。 |
これらの理由から、カレーは単なるキャンプ飯のメニューという枠を超え、キャンプという体験そのものを豊かにする重要な要素となっています。さあ、あなたもこの魅力あふれるキャンプカレーの世界へ一歩踏み出してみませんか?次の章からは、具体的なレシピをレベル別にご紹介していきます。
【初心者向け】失敗しないキャンプカレーの基本と簡単レシピ
キャンプの王道メニューといえば、やっぱりカレー!青空の下、みんなでわいわい作りながら食べるカレーの味は格別ですよね。でも、「キャンプで料理なんてハードルが高い…」と感じる初心者の方も多いのではないでしょうか。
ご安心ください!ポイントさえ押さえれば、誰でも簡単にお店の味を超える絶品カレーを作ることができます。
この章では、キャンプカレーに最低限必要な道具から、調理の手間をぐっと減らす下準備のコツ、そして市販のルーを使った失敗知らずの王道レシピまで、丁寧に解説していきます。
これだけは揃えたい キャンプカレーの必須道具リスト
キャンプでのカレー作りを成功させるには、まず適切な道具を揃えることが大切です。とはいえ、最初から高価なものをすべて買い揃える必要はありません。まずは家庭にある調理器具を活用しつつ、キャンプならではのアイテムを少しずつ揃えていくのがおすすめです。ここでは、最低限これだけは用意しておきたい必須道具をリストアップしました。
下準備が成功の鍵 家で済ませておきたいこと
キャンプ場での調理時間を短縮し、ゴミを減らすためにも、家でできる下準備は済ませておくのが成功の秘訣です。 現地では炒めて煮込むだけ、という状態にしておけば、慣れない環境でも慌てることなくスムーズに調理を進められます。特に初心者の方は、このひと手間が心の余裕につながりますよ。
- 野菜のカット
-
玉ねぎ、にんじん、じゃがいもなどの野菜は、あらかじめ家で食べやすい大きさにカットしておきましょう。 切った野菜は種類ごとにジッパー付き保存袋などに入れておくと、使うときにすぐに取り出せて便利です。じゃがいもは水にさらしてから水気を切っておくと変色を防げます。
- 肉の下処理
-
お肉も一口大に切り、軽く塩こしょうで下味をつけておくと味がよくなじみます。 傷みやすいので、必ずクーラーボックスでしっかりと保冷して持ち運びましょう。
- お米の計量
-
炊飯に必要な分量のお米を計り、ペットボトルや密閉袋に入れて持っていくと、現地で計量する手間が省けます。水を注いで研ぐ必要のない無洗米を選ぶと、さらに時短になり節水にもつながります。
- 調味料の小分け
-
カレールーはもちろん、炒め物用の油や、お好みの隠し味なども小さな容器に移し替えておくと、荷物がかさばりません。
市販のルーで間違いなし 王道ポークカレー
キャンプカレーデビューは、使い慣れた市販のカレールーで作るのが最も簡単で失敗がありません。 いつもの味という安心感があり、お子様から大人までみんなが美味しく食べられます。ここでは、キャンプの定番である豚肉を使った、基本のポークカレーの作り方をご紹介します。


材料と分量(約4〜5人分)
| 材料名 | 分量 |
|---|---|
| 豚バラブロック肉(または豚こま切れ肉) | 約300g |
| 玉ねぎ | 中2個 |
| にんじん | 中1本 |
| じゃがいも | 中2個 |
| 市販のカレールー | 1/2箱(約100g) |
| サラダ油 | 大さじ1 |
| 水 | ルーの箱に記載の分量 |
| ご飯 | 人数分 |
※お好みで、きのこ類やりんご、チョコレートなどを加えても美味しく仕上がります。
調理手順
鍋にサラダ油を熱し、一口大に切った豚肉を炒めます。肉の表面に焼き色がついたら、一度お皿に取り出します。同じ鍋で、薄切りにした玉ねぎを入れ、しんなりするまで炒めます。
鍋にカットしたにんじんとじゃがいもを加えて軽く炒め合わせます。油が全体に回ったら、先ほど取り出した豚肉を鍋に戻し、水を加えます。沸騰したらアクを取り除き、蓋をして野菜が柔らかくなるまで中火で15〜20分ほど煮込みます。
野菜が十分に柔らかくなったら、一度火を止めます。カレールーを割り入れて、塊がなくなるまでよく溶かします。ルーが完全に溶けたら再び弱火にかけ、とろみがつくまで時々かき混ぜながら5〜10分ほど煮込めば完成です。焦げ付きやすいので火加減には注意しましょう。
飯ごうやクッカーで炊いた熱々のご飯と一緒に、お皿に盛り付けましょう。大自然の中で食べるカレーは、最高のスパイスになります!
【中級者向け】一味違うキャンプ飯へ カレーアレンジレシピ5選
いつものキャンプカレーに少しだけ手間を加え、ワンランク上の美味しさを目指す中級者向けのレシピを5つ厳選しました。ダッチオーブンやスキレットといった人気のキャンプギアを活用し、「また作って!」とリクエストされること間違いなしの、一味違うカレー体験をしてみませんか?
ダッチオーブンで作る本格無水チキンカレー
野菜の水分だけで煮込むことで、食材の旨味が凝縮された濃厚なカレーが作れるのが、ダッチオーブンの魅力です。 蓋の重さが圧力効果を生み、鶏肉は驚くほどホロホロに、野菜はトロトロに仕上がります。 焚き火や炭火でじっくりと火にかける時間そのものも、キャンプの醍醐味となるでしょう。




材料と分量(3〜4人分)
| 材料名 | 分量 |
|---|---|
| 鶏もも肉 | 2枚(約500g) |
| 玉ねぎ | 大2個 |
| トマト | 大2個 |
| にんじん | 1本 |
| じゃがいも | 2個 |
| にんにく・しょうが(みじん切り) | 各1かけ |
| カレールー | 1/2箱 |
| オリーブオイル | 大さじ2 |
| 塩・こしょう | 少々 |
調理手順
- 鶏もも肉は一口大に切り、塩こしょうを振ります。玉ねぎは薄切り、トマトはざく切り、にんじん、じゃがいもは皮をむいて大きめの一口大に切ります。
- ダッチオーブンを熱し、オリーブオイル、にんにく、しょうがを入れて香りが立ったら玉ねぎを加え、あめ色になるまでじっくり炒めます。
- 鶏もも肉を加えて表面に焼き色をつけ、残りの野菜(トマト、にんじん、じゃがいも)を全て加えます。
- 蓋をして弱火で40〜60分ほど、野菜から水分が出てくるまでじっくり煮込みます。焦げ付かないように、時々様子を見てかき混ぜるのがポイントです。
- 野菜が柔らかくなったら一度火を止め、カレールーを割り入れて溶かします。再び弱火にかけ、とろみがつくまで5〜10分煮込んだら完成です。
夏野菜たっぷり 焚き火で仕上げるキーマカレー
煮込み時間が短く、焚き火の香ばしい風味が食欲をそそるキーマカレーは、特に夏キャンプにおすすめです。ナスやパプリカ、ズッキーニなど、彩り豊かな夏野菜をたっぷり使えば、見た目も華やかになります。温泉卵をトッピングすれば、まろやかさが加わり、子どもから大人まで楽しめる一品に。


材料と分量(3〜4人分)
| 材料名 | 分量 |
|---|---|
| 豚ひき肉 | 300g |
| 玉ねぎ(みじん切り) | 1個 |
| ナス | 1本 |
| パプリカ(赤・黄) | 各1/2個 |
| トマト缶(カット) | 1缶(400g) |
| にんにく・しょうが(みじん切り) | 各1かけ |
| カレールー | 3〜4かけ |
| サラダ油 | 大さじ1 |
| 温泉卵 | 人数分 |
調理手順
- ナスとパプリカは1cm角に切ります。カレールーは細かく刻んでおくと溶けやすくなります。
- スキレットやフライパンにサラダ油とにんにく、しょうがを入れて火にかけ、香りが立ったら玉ねぎを炒めます。
- 玉ねぎがしんなりしたら豚ひき肉を加えて炒め、色が変わったらナスとパプリカを加えてさらに炒めます。
- 全体に油が回ったらトマト缶を加え、蓋をして5分ほど煮込みます。
- 火から一度下ろし、刻んだカレールーを加えて完全に溶かします。再び火にかけ、弱火でとろみがつくまで煮詰めたら完成。ご飯にかけ、中央に温泉卵を乗せてどうぞ。
メスティンで炊くサフランライスとシーフードカレー
キャンパーに大人気の万能クッカー「メスティン」を使えば、炊飯とカレー作りが同時に楽しめます。魚介の旨味が凝縮されたシーフードカレーと、サフランの黄色が鮮やかな本格サフランライスの組み合わせは、キャンプサイトで注目を集めること間違いなしです。 冷凍シーフードミックスを使えば、下準備も簡単です。


材料と分量(1〜2人分)
| 材料名 | 分量 |
|---|---|
| 米 | 1合 |
| 水 | 180ml |
| サフラン | ひとつまみ |
| 冷凍シーフードミックス | 150g |
| 玉ねぎ(薄切り) | 1/4個 |
| カレールー(固形) | 2かけ |
| バター | 10g |
調理手順
- 米を研ぎ、メスティンに入れて分量の水とサフランを加えて30分以上吸水させます。
- 別のクッカーでバターを熱し、玉ねぎを炒めます。しんなりしたらシーフードミックスを加えてさっと炒め、水を少量(分量外)とカレールーを加えて溶かし、簡単なシーフードカレーを作っておきます。
- (1)のメスティンを固形燃料やバーナーで炊飯します。沸騰したら弱火にし、10〜15分加熱します。火から下ろしたらタオルなどで包み、10分蒸らします。
- 炊きあがったサフランライスの上に、温めたシーフードカレーをかければ完成です。
スキレットで熱々!とろーり焼きチーズカレー
調理してそのまま食卓に出せるスキレットは、キャンプ飯で大活躍するアイテムです。 前日に残ったカレーやレトルトカレーを使えば、あっという間に作れるのも嬉しいポイント。熱々のカレードリア風で、とろけるチーズとカレー、そしておこげの香ばしさがたまりません。


材料と分量(1〜2人分)
| 材料名 | 分量 |
|---|---|
| ご飯 | お茶碗1.5杯分 |
| カレー(レトルトや残り物) | 適量 |
| ピザ用チーズ | たっぷり |
| 卵 | 1個 |
| バターまたはオリーブオイル | 少々 |
調理手順
- スキレットを熱し、バターかオリーブオイルを薄く引きます。
- ご飯を広げて軽く焼き付け、その上に温めたカレーをかけます。
- 中央を少しへこませて卵を割り入れ、全体にピザ用チーズをたっぷり乗せます。
- 焚き火の熾火やバーナーで上から加熱し、チーズが溶けて焼き色がついたら完成です。
バーナーで炙ると、より一層香ばしく仕上がります。
ホットサンドメーカーで簡単!カリカリ焼きカレーパン
キャンプの朝食や手軽なおやつにぴったりのアレンジレシピです。市販のカレーパンを使うので、調理は驚くほど簡単。 ホットサンドメーカーでプレスすることで、外はカリッと香ばしく、中のカレーは熱々トロトロの絶品焼きカレーパンに生まれ変わります。 余ったカレーと食パンで作ることも可能です。


材料と分量(1人分)
| 材料名 | 分量 |
|---|---|
| 市販のカレーパン | 1個 |
| スライスチーズ(とろけるタイプ) | 1枚(お好みで) |
| バター | 少々 |
調理手順
- ホットサンドメーカーの両面に薄くバターを塗ります。
- カレーパンをホットサンドメーカーにセットします。お好みでチーズを乗せても美味しいです。
- 蓋を閉じて弱火にかけ、両面をそれぞれ2〜3分ずつ、こんがりとした焼き色がつくまで焼きます。
- 焦げ付かないように時々焼き加減を確認しながら、お好みのカリカリ具合に仕上げてください。
火傷に注意して取り出せば完成です。
【上級者向け】スパイスから作るこだわりのキャンプカレー
市販のカレールーで作るカレーも美味しいですが、キャンプという特別な環境だからこそ、スパイスから作る本格的なカレーに挑戦してみませんか?自分でスパイスを調合することで、お店のような本格的な香りと深みを引き出すことができ、カレー作りの楽しさが格段にアップします。ここでは、基本のスパイスから丁寧に作る、こだわりのキャンプカレーの世界にご案内します。
基本のスパイス4種とおすすめのホールスパイス
スパイスカレーと聞くと、たくさんの種類を揃えなければいけないと思われがちですが、まずは基本の4種類さえあれば、本格的なカレーの骨格を作ることができます。それぞれのスパイスが持つ役割を理解することが、美味しいカレーへの第一歩です。
| スパイス名 | 主な役割 | 特徴 |
|---|---|---|
| クミン | 香りの中核 | カレーらしいエスニックな香りの主役。食欲をそそる香りを生み出します。 |
| コリアンダー | うま味ととろみ | 柑橘類のような爽やかな香りを持ち、カレーに深みと自然なとろみを加えます。 |
| ターメリック | 色付けと風味 | 鮮やかな黄色を付け、「ウコン」としても知られています。独特の土のような風味があります。 |
| チリペッパー | 辛味 | カレー全体の味を引き締める辛味を加えます。カイエンペッパーでも代用可能です。 |
これらのパウダースパイスに加えて、油に香りを移す「テンパリング」という工程で使うホールスパイス(原型を保ったスパイス)があると、香りの次元が格段に上がります。キャンプで最初に揃えるなら、クミンシード、カルダモン、クローブがおすすめです。熱した油にホールスパイスを入れて香りをじっくり引き出すことで、カレー全体に立体的で複雑な風味が広がります。
奥深さが魅力 本格スパイスチキンカレー
ここでは、基本のスパイスを使って作る、キャンプでも再現しやすい本格的なチキンカレーのレシピをご紹介します。玉ねぎをじっくり炒めて甘みを引き出し、スパイスの香りを最大限に活かすのがポイントです。


材料と分量(4人前)
| 材料名 | 分量 |
| 鶏もも肉 | 2枚(約500g) |
|---|---|
| 玉ねぎ | 大2個 |
| カットトマト缶 | 1缶(400g) |
| プレーンヨーグルト | 大さじ4 |
| おろしにんにく | 大さじ1 |
| おろししょうが | 大さじ1 |
| サラダ油 | 大さじ3 |
| 塩 | 小さじ2(調整用) |
| 水 | 200ml |
| ガラムマサラ(仕上げ用) | 小さじ1 |
| 【ホールスパイス】 | |
| クミンシード | 小さじ1 |
| 【パウダースパイス】 | |
| クミン | 大さじ1 |
| コリアンダー | 大さじ1.5 |
| ターメリック | 小さじ1 |
| チリペッパー | 小さじ1/2〜1(お好みで) |
調理手順
- 鶏肉は一口大に切り、ヨーグルト、塩小さじ1/2(分量外)を揉み込んで30分ほど置きます。
- 玉ねぎはみじん切りにします。ダッチオーブンや深めの鍋にサラダ油とクミンシードを入れ、弱火にかけます。
- クミンシードからシュワシュワと泡が出て良い香りがしてきたら、玉ねぎを加え、飴色になるまで20〜30分ほどじっくりと炒めます。これがカレーのコクと甘みの土台になります。
- おろしにんにく、おろししょうがを加えて香りが立つまで炒めたら、カットトマト缶を加えて水分を飛ばすように5分ほど炒めます。
- 火を弱め、パウダースパイス(クミン、コリアンダー、ターメリック、チリペッパー)を全て加えて、焦がさないように注意しながら1〜2分炒め、スパイスの香りを引き出します。
- 下味をつけた鶏肉を加え、表面の色が変わるまで炒め合わせます。
- 水と残りの塩を加えて混ぜ、蓋をして弱火で15〜20分ほど煮込みます。
- 最後に仕上げ用のガラムマサラを振り入れ、全体を混ぜ合わせたら火を止めて完成です。
カレーの隠し味選手権 これを入れればプロの味
スパイスカレーの探求は隠し味にも及びます。ほんの少し加えるだけで、味にぐっと深みや複雑さが増し、オリジナリティあふれる一皿に仕上がります。ここでは「これを入れればプロの味」と評判の隠し味を、期待できる効果別にご紹介します。
| 隠し味 | 期待できる効果 | 入れるタイミングの目安 |
|---|---|---|
| インスタントコーヒー | コクと苦味による深み | 煮込みの中盤 |
| 醤油または味噌 | 日本人好みの香ばしさと旨味 | 仕上げの直前 |
| ウスターソース | 野菜や果物の旨味と酸味 | 煮込みの中盤〜仕上げ |
| すりおろしリンゴ | 自然な甘みとフルーティーさ | 玉ねぎを炒めた後 |
| ココナッツミルク | まろやかさとエスニックな風味 | 水の代わりに、または一部置き換えて |
隠し味を使う際の最大のコツは、入れすぎないことです。まずは少量から試し、味見をしながら少しずつ加えていくことで、全体のバランスを崩すことなく、味の奥行きを広げることができます。自分だけの黄金比を見つけるのも、スパイスカレー作りの醍醐味と言えるでしょう。
キャンプカレーをもっと美味しくする名脇役
キャンプカレーの主役はもちろんカレーそのものですが、その美味しさを最大限に引き出す「名脇役」の存在を忘れてはいけません。炊きたてのご飯や、アツアツのナンがあれば、キャンプ飯全体の満足度が格段にアップします。ここでは、カレーをさらに楽しむための、飯ごうを使ったご飯の炊き方のコツと、スキレットで簡単に作れるチーズナンのレシピをご紹介します。
飯ごうで炊く絶品ご飯のコツ
キャンプならではの調理器具「飯ごう」で炊いたご飯は、格別の美味しさです。ふっくらとした炊き上がりと、ほんのり香るおこげは、最高のカレーのお供になります。一見難しそうに見える飯ごう炊飯ですが、いくつかのポイントを押さえるだけで誰でも失敗なく美味しいご飯を炊くことができます。
最も重要なのは「浸水」と「蒸らし」の工程です。 この2つを丁寧に行うことで、お米の芯までしっかりと水分が浸透し、ふっくらと甘みのあるご飯に仕上がります。
具体的な手順と火加減のコツを以下に示します。
| 手順 | 内容 | 火加減と時間の目安 |
|---|---|---|
| 1. 計量と洗米 | お米を正確に計量し、優しく研ぎます。キャンプでは研ぎ汁の処理が大変なため、無洗米の利用が便利です。 | - |
| 2. 浸水 | お米を水に浸して、十分に吸水させます。兵式飯ごうの場合、内蓋(2合)と外蓋(3合)で米の計量ができますが、正確な計量カップを持参するのがおすすめです。 水量の目安は、下の線が2合、上の線が4合です。 | 夏場は30分、冬場は1時間以上が目安です。 |
| 3. 火にかける | 飯ごうを火にかけます。はじめは弱火~中火で、蓋から湯気が出てきたら沸騰の合図です。その後、火を弱めて炊き上げます。 | 沸騰まで弱火~中火で約10分、その後とろ火で15分~20分が目安です。 |
| 4. 蒸らし | 火から下ろした後、すぐに蓋を開けずに蒸らします。飯ごうを逆さまにして置くと、底のおこげが均一になりやすいです。 | タオルなどで包み、10分~15分ほど蒸らします。 |
この手順を守れば、カレーにぴったりの美味しいご飯が炊きあがります。炊飯中は火傷に十分注意し、飯ごうを扱う際は必ず耐熱グローブを使用してください。
スキレットで作る簡単チーズナン
カレーのお供として、ご飯と人気を二分するのが「ナン」です。キャンプでナン作りはハードルが高いと感じるかもしれませんが、熱伝導と蓄熱性に優れたスキレットを使えば、本格的な味わいのナンを手軽に作ることができます。 特に、とろーり溶け出すチーズを入れたチーズナンは、子どもから大人まで大人気間違いなしのメニューです。


ここでは、発酵不要で思い立ったらすぐに作れる、ホットケーキミックスを使った超簡単レシピを紹介します。
材料(2枚分)
- ホットケーキミックス:150g
- プレーンヨーグルト(無糖):70g
- 塩:ひとつまみ
- ピザ用チーズ:お好みの量(たっぷり目がおすすめ)
- オリーブオイル(またはサラダ油):適量
調理手順
- ボウルにホットケーキミックス、ヨーグルト、塩を入れ、ゴムベラなどで混ぜ合わせます。
- 生地がある程度まとまったら、手でひとまとめにし、2等分にします。
- 打ち粉(分量外の強力粉やホットケーキミックス)をした台の上で、生地を丸く伸ばし、中央にピザ用チーズをたっぷりのせます。
- チーズを包み込むように生地を閉じ、再び麺棒などで薄く伸ばします。
- スキレットを熱してオリーブオイルを薄くひき、生地を置きます。
- 蓋をして弱火で片面を3~4分、焼き色が付くまで焼きます。
- 裏返して、同様に蓋をして3~4分焼けば完成です。仕上げにバターを塗ると、より一層風味豊かになります。
このレシピは、特別な材料や難しい工程がないため、キャンプ初心者の方やお子様と一緒に作るのにも最適です。 無印良品から販売されている「フライパンでつくる ナン」のキットを利用するのも手軽でおすすめです。 アツアツもちもちの自家製チーズナンで、キャンプカレーをさらにグレードアップさせてみてください。
後片付けが楽になる キャンプカレーの裏ワザ
キャンプの醍醐味であるカレーライス。しかし、美味しさの裏にはベッタリとした油汚れや鍋へのこびり付きといった、悩ましい後片付けがつきものです。特に水場が限られていたり、お湯が出なかったりするキャンプ場では、この作業が一気に憂鬱なものに変わります。しかし、いくつかの裏ワザを知っておくだけで、この負担を劇的に軽減できるのです。ここでは、調理前から洗い物の段階まで、時系列で実践できる後片付けを楽にするテクニックを徹底解説します。


調理前から始まっている!汚れを最小限に抑える3つの工夫
後片付けを楽にする秘訣は、実はカレーを作り始める前から始まっています。少しの準備で、洗い物の手間を大幅に削減しましょう。
鍋の外側の煤(すす)汚れを防ぐ
焚き火でカレーを調理すると、鍋の外側が真っ黒な煤だらけになることがあります。この頑固な煤汚れは、通常の洗剤でこすってもなかなか落ちません。そこで試したいのが、調理前に鍋の外側全体にクレンザーや中性洗剤を薄く塗っておくという方法です。
洗剤の膜がコーティングの役割を果たし、煤が直接鍋に固着するのを防ぎます。調理後は水で洗い流すだけで、驚くほど簡単に煤を落とすことができます。
牛乳パックをまな板代わりに活用する
キャンプでは洗い物を一つでも減らすことが重要です。そこでおすすめなのが、飲み終えた牛乳パックを開いてまな板として使うアイデア。 肉や野菜を切った後、油や汚れが付いた牛乳パックはそのまま燃えるゴミとして捨てることができます。
これにより、まな板を洗う手間が省けるだけでなく、衛生面でも安心です。 出発前に家で牛乳パックを洗い、切り開いておけば、現地ですぐに使えて便利です。
食材の事前カットと保存袋の活用
最も効果的な時短・節水テクニックは、家で野菜やお肉をすべてカットし、ジップロックなどの保存袋に入れて持参することです。 現地では袋から鍋に入れるだけなので、包丁やまな板を使う必要が一切なくなり、洗い物が劇的に減ります。 また、野菜の皮などの生ゴミが出ないため、キャンプサイトを清潔に保つことにも繋がります。
食べ終わった後が本番!鍋の油汚れを劇的に減らすテクニック
カレーを食べ終わった後の鍋。ここに残ったルーが後片付けの最大の敵です。しかし、洗い場に持っていく前にひと手間加えるだけで、その後の作業が格段に楽になります。
まずは拭き取る!物理的に汚れを除去
洗剤で洗う前に、まずは鍋に残ったカレーを物理的に取り除くことが重要です。
- スクレーパーやゴムベラを使う
-
鍋肌に沿って動かすだけで、面白いようにルーを集めることができます。シリコン製のスクレーパーは鍋を傷つけにくいため特におすすめです。
- キッチンペーパーや古布で拭う
-
ある程度ルーを取り除いたら、キッチンペーパーや不要になった布(ウエス)で鍋全体を拭き上げます。油汚れを吸収させ、洗剤の使用量を減らすことができます。
- ご飯やパンで拭って食べる
-
残ったルーをご飯やパンで綺麗に拭って食べるのも一つの手です。 最後まで美味しくいただけるうえに、鍋も綺麗になり一石二鳥です。
お湯を沸かして油を浮かせる
鍋を拭き取った後、水を少量入れて火にかけ、お湯を沸かすというひと手間が非常に効果的です。 温めることで鍋肌に固着した油分が浮き上がり、汚れが格段に落ちやすくなります。沸騰したら火から下ろし、少し冷ましてからキッチンペーパーなどで再度拭き取れば、この後の水洗いが驚くほどスムーズになります。
油を吸わせる魔法のアイテム
お湯を沸かすのが難しい場合や、さらに油汚れを減らしたい時には、油を吸収する性質を持つアイテムを活用しましょう。
| アイテム | 使い方と特徴 |
|---|---|
| 小麦粉・片栗粉 | 鍋に残ったルーに振りかけて混ぜると、ルーがポロポロのそぼろ状に固まります。これをヘラなどで集めて捨てるだけで、油汚れをかなり除去できます。 |
| コーヒーかす | 消臭効果も期待できるコーヒーかすは、油をよく吸着します。ドリップ後の乾燥させたかすを鍋に入れてこするように混ぜ、油を吸わせてから捨てます。 |
| 新聞紙・吸油パッド | 細かくちぎった新聞紙や市販の吸油パッドを鍋に入れ、油を吸わせる方法です。 特に油を多く使った場合は、凝固剤などと合わせて適切に処理しましょう。 |
環境に優しく、しっかり洗うための最終ステップ
事前の工夫で汚れを最小限にしたら、いよいよ最後の洗い作業です。キャンプ場の自然環境に配慮しつつ、清潔に仕上げるためのポイントを紹介します。
キャンプ場で使えるエコな洗剤と道具
キャンプ場の多くは、自然環境への配慮から合成洗剤の使用を禁止または制限している場合があります。事前にキャンプ場のルールを確認し、環境に優しい洗剤を選びましょう。
- 環境配慮型洗剤
-
ヤシノミ由来の洗浄成分を使用した洗剤など、生分解性が高く自然に還りやすい製品を選びましょう。
- 重曹やセスキ炭酸ソーダ
-
油汚れに強いアルカリ性の性質を持つ重曹やセスキ炭酸ソーダは、環境負荷が少ない洗浄剤としてキャンプで活躍します。 ペースト状にしてこすり洗いをしたり、お湯に溶かしてつけ置きしたりと様々な使い方が可能です。
- アクリルたわし
-
洗剤を使わなくても、細かい繊維が油汚れを絡め取ってくれるアクリルたわしは、キャンプの洗い物に最適です。
洗い方の手順とマナー
汚れが少なくなった鍋でも、正しい手順で洗うことが大切です。
可能な限りお湯を使い、残った汚れを浮かせてから洗い始めます。
事前処理で汚れはかなり落ちているはずなので、スポンジに少量の洗剤をつけて泡立て、全体を優しく洗います。
洗剤成分が残らないよう、十分な水でしっかりとすすぎます。節水を意識し、水を出しっぱなしにしないようにしましょう。
炊事場の排水溝に、食材カスなどを流さないように注意します。備え付けのネットやゴミ受けを必ず使い、出たゴミは各自で処理するのがマナーです。
これらの裏ワザを実践すれば、キャンプカレーの後片付けはもう怖くありません。手間を減らして生まれた時間で、食後のコーヒーを楽しんだり、焚き火を眺めたりと、キャンプの素晴らしいひとときを最後まで満喫してください。


まとめ
この記事では、キャンプ飯の王様であるカレーについて、初心者向けの簡単なレシピからスパイスにこだわった本格派レシピまで、幅広くご紹介しました。キャンプでカレーが愛されるのは、調理の手軽さと、みんなで囲む楽しさ、そして自然の中で食べる格別の美味しさがあるからです。
初心者の方は、まずは市販のルーを使い、家での下準備をしっかり行うことで、失敗なく美味しいキャンプカレーを体験できます。慣れてきた中級者の方は、ダッチオーブンやメスティンといったキャンプギアを活かしたアレンジレシピに挑戦することで、キャンプ飯の楽しみがさらに広がるでしょう。
そして、さらなる高みを目指す上級者の方は、ぜひスパイスからのカレー作りに挑戦してみてください。手間をかけた分だけ、奥深い味わいと香りが生まれ、忘れられない一皿になるはずです。ご紹介した隠し味も、あなたのカレーをプロの味に近づける手助けとなるでしょう。
美味しいカレーには、こだわりのご飯やナンが欠かせません。サイドメニューや後片付けの裏ワザも活用して、準備から片付けまでキャンプカレーを丸ごと楽しんでください。次のキャンプでは、この記事を参考に、あなただけの最高のカレー作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

























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