東京湾 カサゴ釣り 完全ガイド|時期・潮・仕掛け・ポイント

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本記事は「東京湾 カサゴ 釣り」の完全ガイド。時期・潮回り・風の読み方、仕掛けと誘い、おかっぱり・船釣りのポイント(東扇島西公園、本牧海づり施設、大黒海づり施設ほか)や実績エリアまで網羅。

東京湾のカサゴは冬〜春の夜〜マズメ、潮位変化と適度な濁りを味方に、障害物際のボトムを胴突き・テキサス・ジグヘッドで丁寧に攻めるのが最短。安全とマナー、持ち帰りもわかる。

目次

東京湾でカサゴ釣りを始める前に知っておきたい基本

東京湾のカサゴは、堤防や運河の護岸、テトラ帯、橋脚など人工物が豊富な湾奥~湾央まで広く生息しており、岸釣り・船釣りのどちらでも通年狙える代表的な根魚です。まずは生態とフィールドの特徴、狙いどき、そして安全に釣行するための計画の立て方を押さえておくと、初回から効率よく実績に結びつきます。

  • 根(岩や捨て石、構造物)にタイトに付く底生魚
  • 夜や薄暗い時間帯に活性が上がりやすい」
  • 東京湾は人工ストラクチャーが多く魚影が安定

――この3点が、最初に理解しておきたいカサゴ釣りの核心です。

カサゴの特徴と東京湾の魚影

カサゴは突起(棘)が発達した体を持つ根魚で、砂泥底よりも岩や敷石、ケーソンの継ぎ目、テトラポッドの穴、岸壁の際、船着き場のコーナー、橋脚基部など「陰と段差」がある場所に強く依存します。待ち伏せ型で、甲殻類や小魚を底付近で捕食するため、基本はボトムを正確にトレースする釣りになります。東京湾では15〜25cmがアベレージ、場所とタイミングが合えば30cm級が混じることもあります。

魚影が濃い理由は、湾奥の運河網や広い護岸、人工リーフ・捨て石帯などのストラクチャー量が圧倒的で、日中の身隠れから夜間の捕食まで生活空間が途切れにくい点にあります。濁りや常夜灯周りも好条件になりやすく、視界が落ちるほどプレッシャーが緩み、接岸個体が増える傾向があります。

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生息環境具体的なストラクチャー例狙いどころの要点注意点
護岸・岸壁継ぎ目、敷石の段差、スリット、角タイトに垂直落としで底を取り直す根掛かり多発。落水・転倒防止に足元注意
テトラ帯テトラの穴、際、沈みテトラの肩穴撃ちで短いリフト&フォール足場不安定。滑り止め靴とライフジャケット必須
運河・水路橋脚、護岸スリット、角、排水周り流れのヨレと影を連続で探る船の往来に注意。立入可否の確認が前提
船からのポイント捨て石、根回り、係留ブイ周辺真下に落として底を切らさないオマツリ回避に手返しと合図徹底

棘に毒はありませんが、エラ蓋や背ビレの棘で手を傷つけやすい魚です。フィッシュグリップとプライヤーで確実にホールドし、素手での無理な取り回しは避けましょう。

シーズンとベストタイミング

東京湾のカサゴは通年狙えますが、岸からの釣果が伸びやすいのは水温が低下する晩秋〜冬〜早春です。冬は日中でもストラクチャーに濃く付き、夜は接岸個体が増えます。産仔(カサゴは卵胎生)期間を挟む真冬はサイズのバラつきが出ますが、風が弱く濁りが入った夜は特に好機になりやすい傾向があります。夏は高水温と日照で日中の渋さが目立つため、夜釣り主体に切り替えるのが定石です。

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時期期待度の目安狙い方のポイント一言メモ
1〜3月日中はストラクチャー直撃、夜は際の回遊線風弱+濁りで一気に数伸び
4〜6月中〜高明暗・影の境目、橋脚ヨレをテンポよく安定期。日没前後が強い
7〜9月中(夜主体)常夜灯周りと底の障害物をスローに日中はタフ。無理せず涼しい時間帯で
10〜12月接岸増。際と段差を面で探る秋の荒食い。サイズも狙える

時間帯は、朝夕マズメとナイトが基本。常夜灯や月明かりの効く「明暗の境目」、護岸の「影」が伸びるタイミング、そして小潮〜中潮で流れが緩むタイミングは食いが立ちやすい傾向があります。強風やウネリが入ると岸寄りの個体が散るため、事前に風向・波高をチェックし、無理のない範囲で組み立てましょう。

  • 通年狙えるが、夜と薄暗がりが強い
  • 冬〜春は岸寄りの密度と反応が上がる

このリズムを前提に釣行計画を作ると、釣れない日を大きく減らせます。

釣行計画とチェックリスト

成功率を左右するのは、ポイント選び以前に「海況・安全・現地ルール」を押さえた計画です。出発前に以下を必ず確認しましょう。

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項目確認内容判断の目安備考
気象・海況風向・風速、降雨、波高、潮位初心者は風速5m/s未満・波高1m未満を目安向かい風+高波は回避。無理をしない
現地ルール立入可否、開閉時間、駐車、近隣配慮施設・自治体案内に従う立入禁止や釣り禁止エリアは厳守
釣法の軸エサかルアーか、岸釣りか乗合船か風・足場・混雑で柔軟に変更いずれもボトムを丁寧に攻めるのが基本
安全対策装備、夜間視認性、履物、同伴者の有無必携品を全チェック単独夜釣りは連絡先の共有を

持ち物の基本は「安全・回収・保冷」。過不足があると釣果だけでなくトラブルの原因になります。

  • 安全装備:ライフジャケット(桜マーク推奨)、ヘッドライト(赤色モードがあれば尚良)、滑りにくいシューズ、手袋、レインウェア、防寒具、反射材
  • フィッシュケア:フィッシュグリップ、プライヤー、はり外し、メジャー、タオル
  • 回収・メンテ:スナップやシンカーなどの予備、ラインカッター、根掛かり対策の替え仕掛け
  • 保冷・衛生:小型クーラーまたは保冷バッグ、保冷剤、ビニール袋、ウェットティッシュ、ごみ袋(持ち帰り用)
  • 情報・連絡:スマートフォン(予備バッテリー)、地図アプリ、潮汐・天気アプリ
  • その他:飲料、軽食、絆創膏など簡易救急用品

夜の岸釣りでは「足場」「視界」「落水」のリスクが日中より大きくなります。ライフジャケットとライトは必携、無理な体勢でのキャスト・回収は避け、濡れた斜面やテトラ上では一歩先を踏み出さないことが最優先の基本です。

以上の基本を押さえておけば、以降の「時期」「潮・風」「仕掛け・タックル」の個別最適化がスムーズに進み、東京湾のカサゴを安定して再現性高く狙えるようになります。

東京湾のカサゴの時期と時間帯

東京湾のカサゴ(カサゴ・ガシラ)は通年狙えるターゲットですが、釣果のピークは「冬〜春」かつ「夜〜薄明」の時間帯に集中しやすいのが特徴です。昼間は根や岸壁のキワなどストラクチャーにタイトに付き、薄暗くなるとエサを求めて浅場や常夜灯下に出てきます。エリア(湾奥・湾央・湾口)やフィールド(防波堤・運河・磯混じり)で体感差はありますが、年間の傾向と時合の組み立てを知っておくと安定して釣果を伸ばせます。

具体的な「時間帯」の合わせ方は、日の出前後・日没前後の薄明(マズメ)と、潮がわずかに動くタイミングが重なる日を優先。常夜灯や明暗の境目、岸壁の際(キワ)、足元の段差や敷石など、短時間で回遊しやすいラインを丁寧に打つことが時合を逃さないコツです。

年間カレンダーと狙い目の月

下のカレンダーは、東京湾の陸っぱり・湾内船釣りでの「釣れやすい月と時間帯」の目安です。天候・水温・濁りで前後しますが、月ごとの傾向を押さえておくとプランが立てやすくなります。

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傾向レンジ/場所狙い目の時間帯ワンポイント
1月厳冬。数は絞られるが良型が混じる防波堤のキワ1〜5m、テトラの穴夜〜朝マズメステイ長めで「聞きアタリ」。常夜灯の明暗境目を丁寧に
2月寒波で活性低下の日があるが粘れば拾える岸壁の落ち込み、係留船の陰深夜〜明け方動かし過ぎないリフト&フォール。小型はリリースで資源保護
3月安定傾向。荒食いが出る日も運河筋の角、敷石の段夕マズメ〜宵の口小潮・若潮でも動く時間を狙い、短い時合を逃さない
4月ベイト(甲殻類)増で反応上向き常夜灯下の足元、ケーソン継ぎ目夜全般+朝マズメ軽めのシンカーでスローに。ワームは甲殻系シルエットが有効
5月初夏の安定期。数狙いしやすい日陰のキワ、護岸のコーナー朝夕のマズメ日中は日陰/明暗差を優先。手返しを上げてサーチ
6月梅雨の濁りで日中もチャンススリット護岸、桟橋周り夕マズメ〜宵、濁りの入った日中濁りの日はシルエット強めと匂い系エサが効きやすい
7月高水温期。日中は渋い水深のある堤防外向き、船ならバーチカル完全に日が落ちてから深めをタイトに。常夜灯直下よりも少し外した明暗境目
8月真夏継続。短時間勝負橋脚、係留船の下夜〜深夜レンジキープ重視で根掛かり回避。潮見で「動く短時間」を狙う
9月秋の気配で活性回復防波堤の角、テトラの表層寄り夕マズメ中心サイズ混じりで数狙い。小型が続く場は移動
10月安定。デイでも拾える日が増える護岸のキワ、敷石の段差朝夕マズメ+薄濁りのデイ風で程よく波っ気がある日は積極的にデイゲーム
11月初冬。良型が岸寄りテトラ帯、堤防の根周り夕〜夜全般低速のズル引きで「コツッ」を逃さない。間合いを長く
12月冬入り。サイズ狙いの好機常夜灯の明暗、足元のエグレ夜〜朝マズメ重めのシンカーで真下攻略。足元の縦ストを面で探る

上記はあくまで「傾向」の目安で、実際の時合は当日の天候・濁り・人出・船の行き来などのプレッシャーで大きく前後します。迷ったら、まずは「日没前後1時間」と「日の出前後1時間」をコアに据え、反応が出たレンジと角度を微調整するのがおすすめです。

夜釣りとマズメの強さ

カサゴは日中、障害物に身体を寄せてじっとし、ボトムから大きく離れないことが多い一方、薄暗い時間と夜は警戒心が緩み、常夜灯の明暗や岸壁のキワに出てきて「待ち伏せ→捕食」のスイッチが入りやすい魚です。東京湾の都市部には街灯や施設灯が多く、明暗の境目に小型の甲殻類や小魚が溜まるため、それを狙うカサゴが集まりやすいという環境的な追い風があります。

具体的な時間帯の組み立ては、日没の30分前からポイントに入り、明るいうちは地形と根の位置を確認。薄暗くなってからは「足元のキワ→明暗の境目→橋脚の裏側や係留船の陰」の順でテンポよくチェックします。潮がわずかに動き出すタイミングとマズメが重なった30〜60分は、最も手返しを上げるべきゴールデンタイムです。深夜帯は人が減ってプレッシャーが下がるため、常夜灯のやや外側や、岸壁の段差・継ぎ目など「小場所」を丁寧に打つと拾い釣りが効きます。

デイゲームでも釣れますが、夏場の澄潮・高日照時はキワの日陰・ストラクチャー直撃の「精密なコース」が鍵になります。逆に梅雨時や風で適度に濁った日は日中でも食いが立ちやすく、短時間の時合が作りやすくなります。

冬から春に強い理由

東京湾で冬〜春にカサゴが強い最大の理由は「低水温期に浅場へ寄りやすく、薄暗い時間に積極的に餌を追う個体が増える」ためです。カサゴは沿岸の岩礁や護岸の根に定着性が強く、光量が落ちると待ち伏せ位置から一歩出て捕食行動を取りやすくなります。冬〜初春は小魚の行動が鈍り、甲殻類主体のベイトが目立つため、ボトム付近の「点」を撃つ釣りがはまりやすく、サイズも伸びやすい傾向があります。

一方で、夏〜初秋の内湾底層は日によって貧酸素化が起きやすく、浅場ボトムでの滞在時間が短くなることがあります。そのため、高水温期は「夜・日陰・水深・潮通し」を意識したポイント選択が重要になります。季節ごとの水環境に合わせて、狙う時間帯とレンジを柔軟に変えることが年間を通じて釣果を安定させる近道です。

総じて、冬〜春は「夜とマズメの浅場・キワ」、夏〜秋は「夜を軸に日陰とやや深いレンジ」という時間帯戦略が有効です。現地での一投目から魚の反応速度・バイトの強さ・触りの回数を観察し、その日の活性に合わせて「滞空時間(ステイ)」「巻き速度」「レンジ」を詰めていくと、短い時合でも取りこぼしが減ります。

潮と風の読み方

東京湾のカサゴ(ガシラ)は「底(ボトム)に張り付く根魚」で、人工護岸やテトラ帯、ケーソン周りの際(きわ)に着きます。そこで釣果を左右するのが潮の動きと風の当たり方です。潮でエサや小魚が動き、風で濁りと波が生まれる——この2つの要素が噛み合う時間帯を狙うのが、東京湾のカサゴ釣りで釣果を伸ばす最短ルートです。

事前準備としては、潮汐は海上保安庁 海洋情報部の潮汐推算、風・波は気象庁の予報を確認して、釣行当日の「潮回り」「転流時刻」「風向・風速」「波高・うねり周期」を具体的に把握しましょう。

参考:海上保安庁 海洋情報部気象庁

潮回りと潮位の目安

東京湾のカサゴは、潮が適度に動くタイミングで口を使いやすくなります。大潮〜中潮は流れが効きやすく、エサが動きやすい一方、速すぎると根掛かりや仕掛けのコントロールが難しくなります。小潮〜長潮・若潮は流れが緩く、丁寧な誘いとポイント選び(障害物の陰や港内の潮通しの良い角)が鍵になります。

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潮回り特徴狙い方のコツ注意点
大潮干満差が大きく潮がよく動く下げ始め・上げ始めの「動き出し」にテキサスや胴突きを際へ落とし直下を小刻みに誘う流れが速い時間は7〜14g以上のシンカーでボトムを素早く取り直す
中潮バランスが良く安定しやすい潮止まり前後±1時間を意識し、ストラクチャーの影・段差を重点的に打つ澄み潮時はシルエット小さめ・ナチュラルカラーで見せすぎない
小潮流れが緩くピンスポット勝負テトラの穴、岸壁の継ぎ目、スリットなど「動かない魚の居場所」を丁寧に攻める誘いはスロー、止めを長く。匂い系ワームやエサが有効
長潮・若潮さらに緩慢で日ムラが出やすい船ならピンで刻むテンポ、岸なら港口や運河の合流部など潮通しの一点時合が短いので夜の満潮前後など時間帯を絞る

実釣では「転流(潮が止まる)前後30〜60分」「上げ始め」「下げ始め」が勝負どころです。潮が速いときは重めのシンカーで直下をキープ、緩いときは軽めでステイ時間を長く取るなど、潮の速さに合わせてレンジと滞空時間を調整します。

潮位変化は安全面にも直結します。大潮の干潮では足元の根が露出しやすく、満潮時にはテトラや低い岸壁が波を被りやすくなります。夜釣りや雨後は特に、足場の水没や滑りに注意しましょう。潮位と転流時刻は海上保安庁 海洋情報部の潮汐資料なども役立ちます。

風向きと濁りの影響

風は「釣り場の向き」と「岸から見た風表/風裏」で影響が変わります。東京湾は南に開いた地形のため、南〜南西風は波と濁りを連れて入りやすく、北〜北西風は内湾で凪を作りやすい傾向です。濁りは「ささ濁り」がベスト、真っ茶な泥濁りは食いが落ちやすいです。

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風向湾奥(豊洲・有明・運河)西岸(川崎・横浜・金沢八景・横須賀)東岸(木更津・袖ケ浦・市原・富津)傾向と対策
北〜北西凪ぎやすく澄みやすい追い風〜横風で釣りやすい追い風〜横風で釣りやすい澄み潮対策に小さめシルエット、ダーク系やクリア系でスローに
南〜南西波立ちやすく濁りが入る向かい風になりやすく波っ気増向かい風になりやすく波っ気増ささ濁りは好機。安全第一で足元の沈み根・スリット直下をタイトに
横風でラインが流されやすい向かい風で表層が荒れやすい追い風で飛距離が出る風上側にキャストせず、風下の際へ落として縦の釣りを徹底
西横風でラインメンディング必要追い風で手返し良好向かい風で波気重めのシンカーでボトムキープ、ラインはドラグを締め気味に管理

風速は体感と安全に直結します。目安として、3m/s前後までは比較的コントロールしやすく、4〜6m/sは場所や足場を選べば可能、7m/s以上は岸釣りでは無理をしない判断が重要です。風が強い日はキャストを控え、真下に落とす「バーチカル」な攻めに切り替えると根掛かりも減り、アタリも取りやすくなります。

「風と潮の向き」が一致すると流れが強まり、逆になると波立つ割に底流は緩むことがあります。例えば南風+下げ潮(南向き)で流れが効く時間は、重めのシンカーで直下をテンポ良く打ち、北風+上げ潮(北向き)で風波だけ立つときは、護岸の陰や係留船の風裏でステイ時間を長く取るのが有効です。

うねりと波高の安全基準

波は「風波(その場で立つ短い波)」と「うねり(周期が長い波)」に分かれ、南寄りの強風や前線通過後は湾口から長周期のうねりが入り、外向きの堤防先端やテトラ帯で危険が増します。気象庁の波予報で波高と周期のセットを確認し、無理な釣行は避けましょう(参照:気象庁)。

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指標内湾の低い岸壁テトラ帯・外向き堤防釣り運用の目安
波高 0.3〜0.5m注意警戒足元に被る波を警戒。救命胴衣必須、立ち位置は余裕を持つ
波高 0.5〜1.0m警戒原則中止転落・被波のリスク大。風裏や管理釣り施設を検討
うねり周期 8秒以上間欠的に大きなセット波非常に危険セットのタイミングが読みにくく、堤防先端・テトラは立ち入り回避

安全を最優先に、波・風・潮の「合わせ技」で判断しましょう。例えば、南西風6m/s・波高0.8m・上げ潮の満潮前は、足元を洗う波と押し波で極めて危険です。逆に、北風2m/s・波高0.2m・下げの動き出しなら、護岸の際で安定してボトムゲームが成立します。

当日の現場では、風裏の選択(建物や係留船の陰、湾奥の運河筋)、退避経路の確保、ライフジャケットの常時着用に加え、波のセット間隔を30秒ほど観察してから釣り座に立つ習慣を。最終的には「迷ったらやめる」判断が釣果以上の価値を生みます。

仕掛けとタックルの最適解

東京湾のカサゴは、堤防や護岸の「際」を正確に攻めるおかっぱりと、根周りをピンで打つ船釣りでアプローチが変わります。どちらも軽量で感度の高いタックルと、底を正確にトレースできる仕掛けが肝心です。ポイントは「底取りの速さ」と「根掛かり回避の操作性」を両立させること。以下ではスタイル別に、東京湾の実釣に合わせた最適解を具体的に示します。

おかっぱりタックルの基本

護岸の敷石やテトラ、桟橋の支柱まわりなど、近距離のストラクチャーを正確に撃つために、取り回しと感度のバランスが良いライトロック用のスピニングタックルが基準です。風や潮が効いている日は少し強めのセッティングに寄せると、根掛かりを減らしつつ手返しが向上します。

ロッドとリールとラインの組み合わせ

ロッドは6〜8フィート前後のL〜Mクラス、ファスト寄りのティップが底の段差や小さなバイトを拾いやすくおすすめ。リールは2000〜2500番のハイギアでラインスラッグ回収を素早く。メインラインはPE0.6〜0.8号が基準、初心者はナイロンでも扱いやすいです。

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スタイルロッド長/パワーリール番手メインライン想定ウエイト想定シーン
おかっぱり基準7’0”〜7’6” ML2500番 HGPE 0.6号 + フロロ12lb5〜10g(テキサス/ジグヘッド)常夜灯下、運河、護岸の際
風/流れに強め7’6”〜8’0” M2500〜3000番 HGPE 0.8号 + フロロ14〜16lb7〜14g(貫通率重視)南風やうねり、深めの船溜まり
手軽に始める6’6”〜7’0” ML2000番ナイロン 6〜8lb 直結5〜7g(軽量リグ)足場良い公園、根が少ない岸壁

PEを使う場合は、風で糸ふけが出やすいのでハイギアのスピニングでラインスラッグを常に管理。障害物から一気に引き剥がせるドラグ設定(やや強め)も掛け損じを減らします。

リーダーと結束とシンカーの重さ

リーダーはフロロカーボン2.5〜4号(10〜16lb)を80〜120cm。感度と擦れ対策のバランスに優れ、護岸の敷石や貝類のエッジに強い長さです。結束は細径PEと相性の良いFGノットを基準にし、スナップは小型の強度タイプ(#00〜#0)で素早くリグ交換。

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結束箇所推奨ノット目安ポイント
PE-リーダーFGノット / PRノットリーダー80〜120cmガイド抜け重視。締め込み時は唾湿潤で摩擦熱回避
リーダー-スナップパロマー / クリンチ二重巻きで抜け防止結束部の余長は3〜4mm残し、劣化前に結び直す
フック直結外掛け結び / 内掛け結び餌釣り時に有効ハリ軸とラインが一直線になるように締める

シンカーは底取りの速さを優先して選びます。おかっぱりの基準は5〜10g、風や流れが強い日は14gまで。号数換算は1号=約3.75gです。

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状況テキサス/バレットジグヘッドねらい
風弱く浅場(〜3m)5〜7g(1.5〜2号)3〜5gスローに段差を舐める
常夜灯下・中層絡み5g前後5〜7gリフト&フォールで食わせ
潮速い/風強い10〜14g(3〜4号)7〜10g底取り優先、根越え重視

船釣りタックルの基本

船は縦の釣りで瞬時に底を取り直せることが重要。操作性重視のショートロッドと、ドラグ性能の良い小型両軸またはハイギアスピニングが扱いやすいです。メインはPE0.8〜1.2号、リーダーはフロロ16〜20lb前後が基準。

胴突きとブラクリの使い分け

根周りをテンポ良く探るなら胴突き、ピンのストラクチャーに差し込むならブラクリが有効です。潮が速い・船が流れる日は胴突きのシンカーを1段重くして底を滑らせないのがバラシと根掛かり回避のコツです。

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リグ推奨ロッドリールライン/リーダーシンカー強み
胴突き(2本〜3本バリ)1.6〜1.9m ML〜M、先調子小型両軸150/200番PE0.8〜1.0号 + フロロ16〜20lb15〜25号(約56〜94g)底取りが早く、手返し抜群
ブラクリ1.5〜1.8m M、張り強め小型両軸 or 2500番HGPE1.0〜1.2号 + フロロ18〜20lb6〜12号(約22.5〜45g)障害物の隙間をピンで撃てる

仕掛け図とハリ選び

胴突きの基本形は「幹糸→親子サルカン→ハリス(15〜20cm)×2〜3本→捨て糸→オモリ」。ハリス間隔は30〜40cmで、最下段の捨て糸は幹糸より細く(例:幹フロロ16lb、捨て糸12lb)して根掛かり時にオモリだけ切れる保険を掛けます。ブラクリはオモリ一体型に短ハリスで餌を目立たせ、ストラクチャーのキワへ垂直に落とし込むのが基本です。

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ハリの種類サイズ目安餌/ルアー適性使いどころ
伊勢尼・丸セイゴ系9〜12号アオイソメ、サバ切り身、オキアミ胴突き全般。吸い込み良く外れにくい
チヌ針1〜2号房掛けイソメ、大きめ切り身大型狙い、根の荒いポイント
オフセット(ワーム用)#2〜#1/02〜3インチワームテキサス/直リグで根掛かり回避
ジグヘッド(ロック用)#4〜#2(3〜10g)2〜2.5インチワーム足元の落とし込み、ミドスト

ルアーとエサの選び方

東京湾のカサゴは底生小魚や甲殻類を好み、夜間や濁りで活性が上がる傾向。ルアーは甲殻類系シルエットと波動、餌は臭いとボリュームで寄せるのが基本です。「見せて食わせる」クリア系と、「シルエットで気付かせる」濃色系を状況で素早く切り替えることで手返しよく数を伸ばせます。

テキサスリグとジグヘッド

テキサスは根周りのスリットや段差をタイトに攻められ、ジグヘッドは足元のストン落ちやショートレンジの水平スイミングが得意です。ワームは2〜3インチのホッグ/クロー/シャッド系が基準。バレットはタングステンでコンパクト化すると貫通力と感度が上がります。

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リグシンカー/ヘッドワーム操作強み
テキサス5〜10g(必要で14g)2.5〜3インチのホッグ/クローボトムずる引き→小刻みシェイク→ステイ根越え性能が高く、段差に強い
ジグヘッド3〜7g(風で10g)2〜2.5インチのシャッド/ピンテールリフト&フォール、スローただ巻きフォールでの食わせが速い
直リグ/フリーリグ7〜14g3インチ前後全般着底→ワンピッチリフト→ドリフト速い潮での底取りに優れる
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水色/明暗推奨カラー解説
クリア〜スケ濁りクリア/スモーク/モエビ見せて食わせる。常夜灯直下で強い
濁り/夜の護岸ブラック/グリパン/赤ラメシルエットで気付かせ、波動で寄せる
アピール重視チャート/オレンジ/ケイムラ濁りや深場で存在感を出す

アオイソメとサバ切り身とオキアミ

餌は匂いとボリュームで手堅く釣果を伸ばします。アオイソメは1〜2本の通し刺しや房掛けで長さを調整、サバ切り身は皮を残した短冊にして身側から刺して抜けにくく、オキアミはLサイズの尾を落としてまっすぐ刺すと回転を抑えられます。

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付け方フック相性状況適性
アオイソメ通し刺し/房掛け(先端チョン掛け併用)伊勢尼9〜11号、丸セイゴ10〜12号オールラウンド。食い渋りに強い
サバ切り身皮付き短冊、身側から縫い刺しチヌ1〜2号/太軸推奨濁り/大型狙い。餌持ち抜群
オキアミ尾切り→まっすぐ刺し丸セイゴ10〜11号/細軸潮緩い時の食わせ。ナチュラル重視

餌・ワームいずれも、手返し向上のために匂い系集魚剤や粉末の塩締めで耐久性を上げると効果的です。「底取りが速い重さ」から始め、根の荒さや反応に応じて軽くしていく下方向のチューニングが、根掛かりを抑えつつバイトを最大化する王道の組み立てです。

釣り方の基本と誘いのコツ

東京湾のカサゴは「底(ボトム)」「障害物の際(キワ)」「流れのヨレ」に着くことが多く、狙いどころとアプローチが明確です。まずは着底を正確に把握し、ラインスラック(糸ふけ)を管理しながら、短い移動距離でレンジ(底周辺)を長く見せることが釣果の分岐点になります。以下では、おかっぱり・船を問わず有効な操作を中心に、東京湾特有のストラクチャーに合わせた実践的な手順をまとめます。

際狙いとボトム攻略

カサゴはテトラ帯、護岸のケーソン目地、桟橋の脚まわり、係留船の陰、捨て石やゴロタの段差、人工ブロックの隙間などの「壁」「角」「溝」に身を寄せます。キワ10〜50cmのゾーンに仕掛け(ルアーやエサ)を正確に通し、着底→小さなリフト→ステイ(ポーズ)を基本サイクルにすると効率よく口を使わせられます。

基本動作は次の通りです。着底を感じたら1〜2回のショートリフト(5〜15cm)→ステイ(2〜5秒)→ズル引きやボトムバンピングで「コツコツ」と底質を確認→カーブフォールまたはテンションフォールで再着底。流れがあるときは潮上から入れてドリフトさせ、ルアー(またはエサ)が自発的にストラクチャーへ寄る角度を作ると根掛かりを抑えつつ食わせの間を作れます。

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誘いパターン操作の要点効果・ねらい使う場面の目安
リフト&フォールティップで5〜15cm持ち上げ、ラインテンションを保ったままフォール。着底即ステイ。底を切りすぎずにアピール。リアクション狙い。日中のタフな時間、潮が緩いときのピン撃ち。
ボトムバンピング小刻みシェイクでシンカーを点接地。移動距離は極小に。甲殻類(カニ・エビ)を演出。根の上でも見切られにくい。テトラ帯や捨て石、ゴロタの段差。
ズル引きライン角度を立ててゆっくり引き、ストップ&ゴーを織り交ぜる。砂泥と岩の境目、溝(ブレイク)を長く通せる。広い護岸・岸壁でサーチ。夜の広範囲チェック。
テンション/カーブフォール張りを保ちつつ落とし、着底を明確化。糸ふけは最小限。「コッ」や「スーッ」としたアタリを取りやすい。風がある、流れが速い、足場が高い場面。
フリーフォール+ステイあえて糸ふけを出し、底で2〜5秒待つ。食い渋り時の食わせ間。夜の壁際で効く。濁りが強い、低水温、プレッシャーが高いとき。

底質と地形の変化も重要です。砂泥〜砂地に点在する岩、捨て石の切れ目、船道のブレイクやスリット(溝)を跨いだ瞬間に反応が出やすいので、ティップに伝わる「コツコツ」「ヌメッ」としたボトム情報を常にメモする意識で数メートル単位のラインを丁寧に刻みましょう。風が強い日は風裏を選び、PEライン使用時はリーダー(フロロカーボン)で耐摩耗性を確保しつつ、ライン角度を立てて縦の釣りを徹底すると根ズレに強くなります。

根掛かり回避と回収のコツ

カサゴは根の中にいるため根掛かりは避けられませんが、「避ける工夫」と「外す技術」を身につければ、仕掛けのロスも魚のチャンスロスも大幅に減らせます

  • キャスト角度の最適化:ストラクチャーに対して平行気味に通すと、段差にスタックしにくく回収角が作れます。潮上から入れてドリフトさせると、自然に角を舐める軌道になりやすいです。
  • 移動距離の制御:リフト幅を小さく、ステイを長く。斜め引きで根に突っ込むより、縦の上下動で「その場で見せる」イメージが安全です。
  • シンカー調整:流れが速い・足場が高いときは重め、根が荒い場所は一段軽くして接地時間を短縮。レンジキープとボトムコンタクトのバランスが鍵です。
  • フック姿勢:オフセットフックやガード付き形状はスタック軽減に有利。針先はワームに軽く埋め、ハリ先は都度チェックして鈍りは即交換。

根掛かり時の外し方は、まず慌てずに位置関係をリセットします。一歩(船なら1〜2m)移動して角度を変え、軽くテンションをかけながらティップで「トン・トン」と揺すると抜けることが多いです。ラインを一瞬緩めてから素早く張る(スラックショック)と、引っ掛かりの向きが反転して外れる場合もあります。最悪の場合は、テンションを一定に保ってゆっくり引き、捨て糸構成ならシンカーのみを犠牲にして回収します。

  • やってはいけない例:力任せに真上へ煽る/高く竿を立てたままゴリ巻き。これは根に余計に食い込み、ライン破断やロッド破損の原因になります。
  • 回収後は必ずフックポイントとリーダーの傷を確認。根ズレ痕があれば結び替え、耐摩耗性を回復させてから再開します。

アタリの見分け方とフッキング

カサゴのアタリは明確な「コン」だけではありません。「モゾ」「ヌーッと重くなる」「フォール中に止まる」などの微細な変化までアタリとして拾い、状況に合わせた合わせ(フッキング)を使い分けることで、飲み込みやすっぽ抜けを減らせます。ドラグは軽くジリッと出る程度(突っ込みで滑る設定)で、ティップで聞きつつ主導権を与えすぎないのが基本です。

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アタリの出方見極めポイント最適な対処・合わせミスを防ぐコツ
明確な「コン」「ガツッ」ティップに瞬間的な反発。ラインがわずかに走る。即アワセ(ショートストローク)。ティップを素早く立ててから巻き合わせ。フックポイントの露出確認。ドラグは滑りすぎないよう1/4回転締め。
モゾモゾ/重くなる根掛かりと誤認しやすいが、わずかに生体反応。聞き合わせ(軽く持ち上げて重みを確認)→重ければスイープで乗せる。一拍置いてから。ステイを2〜3秒追加して食い込みを促す。
フォール中に止まるラインスラックの出方が変化、沈下が途中で止まる。テンションを掛けて重み確認→スイープフッキング。常にラインの出を目視管理。風下にラインを流しすぎない。
ステイ中に違和感ティップが微振動、ラインがわずかに震える。5〜10cmだけショートリフト→乗れば巻き合わせ。ステイを長めに取り、ポーズ中も集中して感度を保つ。

合わせた後は、根の中へ潜られないように最初の数秒が勝負です。ロッドを寝かせて横方向にいなすのではなく、ティップを立てて魚を根から浮かせることを優先し、根ズレの危険があるときはドラグを締め気味にして一気に主導権を取ります。足場が高い釣り場では抜き上げの瞬間にバラシやすいので、最後の足元は「手前でいったんステイ→頭をこちらに向けてから抜く」か、可能ならタモ入れで確実に取り込みましょう。

バイトが遠いときは、カラー(濁り時は黒やグリーン系、クリア時は自然色)や匂い付きワーム/エサのローテーション、シンカーの重さを一段軽くする、リグの姿勢を変える(ジグヘッドからテキサスなど)といった微調整で「滞空時間」と「姿勢」を最適化すると、同じ場所でも反応が一変します。「底に触れる」「ゆっくり見せる」「食わせの間を作る」—この3点を一投ごとに検証する姿勢が、東京湾のカサゴ攻略の近道です。

東京湾おかっぱりポイント厳選

ここでは、東京湾の代表的な護岸・防波堤をエリア別に厳選して紹介します。各ポイントの足場や水深、潮通し、混雑時間帯、設備、そしてカサゴに効く仕掛け・誘い所まで、現場で役立つ視点で整理しました。なお、釣り場の開放状況や禁止事項は変わることがあるため、釣行前に必ず公式情報と現地掲示を確認し、立入禁止や危険行為は絶対にしないでください

東扇島西公園と川崎新堤周辺

川崎エリアは工場地帯に面しており、消波ブロックや護岸の継ぎ目、ケーソンの穴など「カサゴの着き場」が豊富です。東扇島西公園は手すり付きの護岸が中心でファミリーにも人気。一方、川崎新堤は渡船で渡る外海向きの防波堤で潮通しが抜群、根周りの変化で良型が混じります。どちらもボトムと際のタイトな撃ち分けが釣果を左右します。最新の開放状況・ルールは川崎市 東扇島西公園(公式)で必ず確認してください。

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項目東扇島西公園川崎新堤周辺
アクセス陸っぱり可。駐車や開放時間は公式案内を随時確認。渡船利用が基本。渡船業者の安全規定・乗降時間を厳守。
足場フラットな護岸と手すりが中心。テトラ帯は立入禁止区画に注意。高い堤面や段差あり。滑りやすい箇所が多くスパイク必須。
水深・地形足元から深く、ケーソン継ぎ目・捨て石の段差が点在。外向きで潮通し良好。根・カケアガリが明確で落差がある。
潮・風の傾向上げ潮で足元にベイト寄りやすい。強風時は波気と濁りに注意。横風強い日はラインコントロールが難しい。うねり時は無理をしない。
狙い所護岸の際10〜50cm、継ぎ目、敷石の段差。根掛かり上等でピンを打つ。堤防のコーナー、段差の下、消波ブロックの切れ目、影の境界。
推奨リグ3〜7gジグヘッド+ワーム2〜3インチ/5〜10号ブラクリ/7〜14gテキサス。7〜10号胴突き(エサ)/10〜18gテキサス。濁り時はアピール強め。
エサ・ルアーアオイソメ短く挿す、イカ短冊、ガルプ系匂い付きワームが効く。サバ切り身で大型実績。強波動ワーム(クロー系)でリアクション。
混雑休日の朝夕は混雑。釣り座間隔・キャスト方向の声かけ必須。人気コーナーは早朝から埋まる。渡船の便に合わせて計画的に。
設備・注意トイレ・照明は状況により異なる。夜間・開放時間のルール順守。ライフジャケット必須。渡船の指示・悪天候中止判断に従う

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この記事を書いた人

平日は会社員、休日は釣りやキャンプなどを中心にアウトドア楽しんでいます。

就職してから釣りをメインに、上司や先輩と仲良くなれることで、仕事もプライベートも充実しているアラサーサラリーマン!

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