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【完全ガイド】キャンプの虫対策!蚊・ブヨ・アブを寄せ付けない最強グッズ&服装

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キャンプの楽しい時間を不快な虫から守りたくありませんか?この記事を読めば、蚊やブヨ、アブといった害虫を寄せ付けない最強の対策が分かります。

虫対策の成功は、グッズ・服装・サイト設営など複数の対策を組み合わせる「多角的な防御」が結論です。

本記事では、最新グッズから子供やペットにも安心な方法、万が一刺された時の正しい対処法まで網羅的に解説。万全の準備で、虫に悩まされない快適なキャンプを実現しましょう。

目次

キャンプで虫対策が重要な理由と基本の考え方

澄んだ空気、満点の星空、焚き火の暖かさ。自然の中で過ごすキャンプは、日常の喧騒を忘れさせてくれる最高のレジャーです。しかし、その素晴らしい体験をたった一つの要因が台無しにしてしまうことがあります。それが「虫」の存在です。

「キャンプだから虫がいるのは当たり前」と軽く考えてはいけません。虫対策を怠ると、不快な思いをするだけでなく、健康を害する深刻な事態につながる可能性もあります。この章では、なぜキャンプで虫対策がこれほどまでに重要なのか、そして効果的な対策を講じるための基本的な考え方について解説します。万全の準備で、心からキャンプを楽しみましょう。

楽しい思い出を台無しにしないために

キャンプの楽しみは、屋外での食事や焚き火を囲んでの団らん、テントでの就寝など多岐にわたります。しかし、食事中にブンブンと飛び回るアブやハチ、リラックスタイムを妨げる蚊の羽音、そして何より刺された後のかゆみや痛みは、大きなストレスとなります。

特に、小さなお子様がいるファミリーキャンプでは、子供が虫を怖がったり、刺されて泣き出してしまったりすると、せっかくの楽しい雰囲気が一変してしまいます。不快な虫の存在は、キャンプ体験の質そのものを著しく低下させる要因なのです。

健康被害のリスクを避ける

キャンプで遭遇する虫は、単に不快なだけではありません。中には、人の健康に深刻な被害を及ぼす危険な種類も存在します。かゆみや腫れといった一時的な症状だけでなく、命に関わる感染症やアレルギー反応を引き起こすリスクを正しく理解しておくことが、安全なキャンプの第一歩です。

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害虫の種類主な被害・症状特に注意すべきリスク
かゆみ、皮膚の赤み日本脳炎などの感染症を媒介する可能性がある(国内では稀)。
ブヨ(ブユ)強いかゆみ、激しい腫れ、水ぶくれ、発熱。刺された直後は症状が分かりにくい。アレルギー反応(ブユ刺咬症)により、症状が1〜2週間続くことがある。
アブ刺された瞬間に鋭い痛み、出血、強いかゆみと腫れ。大型のものは皮膚を噛み切るため、傷口から細菌が入りやすい。
ハチ激しい痛み、患部の腫れ。アナフィラキシーショック。2回目以降に刺されると発症リスクが高まり、命の危険がある。
マダニ痛みやかゆみはほとんどない。吸血し数日間皮膚に留まる。重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱など、命に関わる重篤な感染症を媒介する

特にマダニが媒介する感染症は、近年深刻な問題として認知されています。詳細は厚生労働省のウェブサイトでも確認できますので、正しい知識を身につけておきましょう。

キャンプ虫対策の3つの基本戦略

効果的な虫対策は、一つの方法に頼るのではなく、複数のアプローチを組み合わせることが重要です。これから紹介する具体的な対策グッズや服装術も、すべてこの3つの基本戦略に基づいています。

キャンプへ行く前に、この考え方を頭に入れておきましょう。

1. 寄せ付けない(忌避)

最も重要で基本的な戦略が「忌避」、つまり虫を自分たちのサイトに寄せ付けないことです。虫が嫌がる成分を含む虫除けスプレーを肌や服に使用したり、虫が嫌う煙や香りを空間に広げたりする方法がこれにあたります。

また、そもそも虫が少ないキャンプサイトを選ぶことも、この戦略の一環です。

2. 侵入させない(防御)

次に重要なのが「防御」です。虫が活動する場所にいても、自分たちのテリトリーや肌に到達させないための物理的な対策を指します。

メッシュ付きのスクリーンタープでリビングスペースを囲ったり、長袖・長ズボンで肌の露出を徹底的に防いだりすることがこれに該当します。虫の侵入経路を断つことで、刺されるリスクを大幅に減らすことができます。

3. 駆除する

最後の戦略が「駆除」です。忌避や防御をかいくぐってサイト内に侵入してきた虫を、殺虫スプレーや電撃殺虫器などで直接退治する方法です。これはあくまで最終手段ですが、しつこい虫や危険なハチなどが現れた際には、自分たちの身を守るために必要不可欠な対策となります。

これらの「忌避」「防御」「駆除」という3つの戦略を、キャンプの状況に応じてバランス良く組み合わせることが、快適で安全なキャンプを実現するための最強の虫対策となります。

まずは敵を知る キャンプで遭遇する主な害虫と特徴

快適なキャンプを楽しむためには、まず「敵」を知ることが何よりも重要です。どんな虫が、いつ、どこにいて、どんな危険があるのかを理解することで、的確で効果的な対策を立てることができます。ここでは、キャンプで遭遇する可能性が高い代表的な害虫とその特徴を詳しく解説します。

せんちゃん

害虫の写真を載せるので、苦手な人は注意してください

蚊:かゆみと感染症の原因

キャンプで最も身近な害虫といえば「蚊」です。特に夏の夜、ランタンの明かりに集まってくる姿は誰もが経験したことがあるでしょう。産卵期のメスが吸血し、その際に注入される唾液成分によってアレルギー反応が起こり、強いかゆみを引き起こします。

日本脳炎やデング熱といった感染症を媒介する可能性もゼロではありません。特に体力のない子供やお年寄りは注意が必要です。蚊は人間が排出する二酸化炭素や汗の匂い、体温を感知して寄ってくるため、対策を怠ると格好のターゲットになってしまいます。

ブヨ(ブユ・ブト):強いかゆみと腫れを引き起こす

「ブヨ(ブユ・ブト)」は、コバエのような見た目をした小さな虫ですが、その被害は非常に厄介です。蚊が針を刺して吸血するのに対し、ブヨは皮膚を噛みちぎって吸血するため、症状が強く出やすいのが特徴です。刺された(噛まれた)直後は痛みやかゆみを感じないことが多いですが、半日〜翌日になってからパンパンに腫れ上がり、激しいかゆみと痛みに襲われます。症状が完治するまでに1〜2週間以上かかることも珍しくありません。

主に渓流沿いや沢など、きれいな水辺に生息し、特に朝方と夕方の涼しい時間帯に活動が活発になります。足元を狙われることが多いため、サンダル履きは非常に危険です。

アブ:刺されると激痛が走る

「アブ」はハエによく似た見た目ですが、サイズが大きく、羽音が大きいのが特徴です。ブヨと同じく皮膚を切り裂いて吸血するため、刺された瞬間にチクッとした鋭い痛みを感じます。その後、強いかゆみと腫れが数日間続くことがあります。

特に牛や馬などの家畜がいる牧場の近くや、水辺に多く生息します。車の排気ガスや黒っぽい色、動くものに反応して執拗に追いかけてくる習性があり、一度狙われると振り払うのが大変です。車のドアを開けた隙に入り込んでくることもあるため、乗り降りの際にも注意が必要です。

ハチ:アナフィラキシーショックに要注意

キャンプ場で遭遇するハチは、主にスズメバチやアシナガバチです。こちらから巣を刺激したり、危害を加えたりしない限り、積極的に襲ってくることは少ないですが、知らずに巣の近くを通ってしまうと大変危険です。

ハチの最も恐ろしい点は、毒針による「アナフィラキシーショック」です。一度ハチに刺されたことがある人が再度刺されると、全身のじんましん、呼吸困難、血圧低下といった重篤なアレルギー反応を引き起こし、最悪の場合、命を落とす危険性があります。黒い服やひらひらした服、香りの強い整髪料や香水はハチを刺激するため、キャンプでは避けるのが賢明です。

マダニ:命に関わる感染症を媒介する危険な虫

キャンプにおける最も危険な虫のひとつが「マダニ」です。草むらや笹薮に潜んでおり、近くを通った動物や人間に付着して吸血します。吸血する際はセメントのような物質で固めるため、一度食いつかれると数日間は離れず、無理に引き抜こうとすると口器だけが皮膚内に残ってしまい、さらに危険です。

マダニの本当の恐ろしさは、吸血によるかゆみではなく、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)やライム病、日本紅斑熱といった命に関わる重篤な感染症を媒介する点にあります。特にSFTSは致死率が高く、有効な治療法も確立されていません。シカやイノシシなど、野生動物が生息するキャンプ場では特に注意が必要です。

これらの害虫から身を守るため、それぞれの特徴をまとめた以下の表を参考に、万全の対策を心がけましょう。

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害虫名見た目の特徴主な活動時期主な活動時間帯主な生息場所被害・症状
細長い体と羽を持つお馴染みの虫春〜秋(特に夏)夕方〜夜間水たまり、草むら、風通しの悪い場所強いかゆみ、感染症(日本脳炎など)
ブヨ(ブユ)2〜5mm程度の黒っぽい小型のハエのような虫春〜夏朝方・夕方渓流などきれいな水辺、高原激しいかゆみと腫れ、痛み、水ぶくれ
アブ1〜2.5cm程度の大型のハエのような虫日中牧場、水辺、湿地刺された瞬間の鋭い痛み、かゆみ、腫れ
ハチ種類により様々(スズメバチ、アシナガバチなど)春〜秋(特に夏以降)日中木の洞、軒下、地面の中など激しい痛み、アナフィラキシーショックの危険
マダニ吸血前は1〜数mm、吸血後は1cm以上になるクモの仲間春〜秋特になし草むら、笹薮、山林自覚症状は少ないが、重篤な感染症(SFTSなど)を媒介

虫を寄せ付けないサイト選びと設営のコツ

キャンプの虫対策というと、虫除けスプレーや蚊取り線香などのグッズに目が行きがちですが、実はそれ以上に重要なのが「キャンプサイトの選び方」と「テントの設営方法」です。

虫が発生しにくい、寄ってきにくい環境を最初から選ぶことこそ、快適なキャンプの最大の秘訣と言えます。ここでは、虫を遠ざけるための場所選びと設営の具体的なコツを徹底解説します。

水辺や草むらを避けるのがキャンプの虫対策の第一歩

キャンプ場のロケーション選びは、虫対策の成否を分ける最初の関門です。特に注意したいのが「水辺」と「草むら」。これらは多くの虫たちの絶好の住処であり、発生源となっています。どんなに強力な対策グッズを使っても、虫の巣窟の真横にテントを張ってしまっては効果が半減してしまいます。まずは虫の発生源そのものを避ける意識を持ちましょう。

具体的にどのような場所を避けるべきか、代表的な害虫とその発生場所を下の表にまとめました。サイトを選ぶ際の参考にしてください。

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虫の種類主な発生・潜伏場所具体的な注意点
池、沼、水たまり、側溝など淀んだ水辺雨上がりにできたわずかな水たまりでもボウフラの発生源になります。サイト内に水が溜まりやすい窪地がないか確認しましょう。
ブヨ(ブユ)渓流、小川など水がきれいな流水域の周辺景色が良い川沿いのサイトは魅力的ですが、ブヨの被害に遭いやすいハイリスクな場所でもあります。特に朝夕は活動が活発になるため要注意です。
マダニ草むら、笹薮、落ち葉が積もった地面など野生動物が出没するような場所の草むらに潜み、人や動物が通りかかるのを待っています。むやみに茂みに入らないようにしましょう。
ハチ木の洞(うろ)、地面の中、朽ちた木など甘いジュースや食べ物の匂いに誘われて飛来します。近くに巣がないか、設営前に周囲を軽く確認すると安心です。

キャンプ場を予約する際は、サイトの環境(林間、芝生、川沿いなど)を事前に確認し、なるべく水辺やうっそうとした茂みから離れた、日当たりが良く開けた区画を選ぶことをおすすめします。特に草がきちんと刈り取られている管理の行き届いたキャンプ場は、虫のリスクが低い傾向にあります。

風通しの良い場所を選ぶ

虫対策において「風」は非常に強力な味方です。特に、人をめがけて飛んでくる蚊やブヨは体が小さく飛行能力が高くありません。そのため、常にそよ風が吹いているような風通しの良い場所では、虫が体に近づくこと自体が難しくなります。風はまさに天然のバリアなのです。

実際に、蚊は秒速1m程度の風でも人に近づいて吸血するのが困難になると言われています。サイト選びでは、丘の上や木々が密集しすぎていない開けた場所など、風が通り抜けるロケーションを意識しましょう。

さらに、サイトの設営時にも風を活かす工夫ができます。

テント・タープの向きを工夫する

風の通り道を遮らないように、テントやタープの入口を風上に向けるのを避け、風が抜けるように設営します。メッシュ付きのスクリーンタープを活用し、風を取り込みつつ虫の侵入を防ぐのが理想的です。

地面を整地する

テントを張る前に、サイトの地面にある落ち葉や枯れ枝をほうきで掃いておきましょう。こうした場所は虫の隠れ家になるだけでなく、湿気を溜め込む原因にもなります。地面をクリーンな状態に保つことが大切です。

ゴミや食材の管理を徹底する

食べ物の匂いは、ハチやアリ、コバエなどを引き寄せます。生ゴミや飲み残しの缶などは、必ず蓋付きのゴミ箱や密閉できる袋に入れましょう。特に就寝時は、ゴミや食材をテントの外に放置せず、車内などに保管するのが鉄則です。

焚き火の煙を活用する

焚き火の煙には、古くから虫除けの効果があることが知られています。リビングスペースが風下に位置するようにレイアウトを組むことで、煙が自然な虫除けとして機能します。ただし、煙の当てすぎは目や喉に刺激を与えるため、適度な距離感を保つようにしてください。

このように、サイト選びと設営の段階で少し工夫するだけで、虫に遭遇するリスクを大幅に減らすことができます。快適なキャンプを楽しむために、ぜひ実践してみてください。

【状況別】最強のキャンプ虫対策グッズ完全リスト

キャンプの快適さは、虫対策が万全かどうかで大きく変わります。ここでは、個人の身を守る「パーソナル対策」と、テントサイト全体を虫から守る「空間対策」に分け、それぞれの状況で最強の効果を発揮するグッズを徹底解説します。

複数の対策を組み合わせることで、虫の悩みから解放された快適なキャンプを実現しましょう。

身につけて自分を守る虫対策グッズ

まずは、自分自身の体を虫から守ることが基本中の基本です。肌に直接塗るタイプから、服の上から使えるもの、自然由来の成分まで、様々な選択肢があります。それぞれの特徴を理解し、自分に合ったものを選びましょう。

肌に直接塗る虫除けスプレー(ディート・イカリジン)

市販の虫除けスプレーの多くには、「ディート」と「イカリジン」という2つの有効成分のどちらかが含まれています。これらは効果や特徴が異なるため、シーンや使う人に合わせて選ぶことが重要です。

ディートは多くの虫に効果があり持続時間が長い一方、イカリジンは年齢制限が緩やかで衣類への影響が少ないという特徴があります。以下の表で違いを比較し、最適なものを選びましょう。

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成分特徴メリットデメリット・注意点
ディート古くから使われている実績のある成分。幅広い種類の虫(蚊、ブヨ、アブ、マダニなど)に効果を発揮する。・効果の持続時間が長い
・対応する虫の種類が多い
・濃度が高い製品(30%)は特に強力
・年齢による使用制限がある(12歳未満は濃度や使用回数に注意)
・特有の匂いがある
・プラスチックや化学繊維を溶かすことがある
イカリジン比較的新しい成分で、世界中で広く使われている。・年齢制限がない(子供にも使いやすい)
・匂いがほとんどない
・衣類へのダメージが少ない
・ディートに比べると対応する虫の種類が若干少ない場合がある(製品による)

ブヨやマダニが気になる山間部のキャンプでは高濃度のディート配合製品、小さなお子様がいるファミリーキャンプではイカリジン配合製品を選ぶなど、使い分けがおすすめです。代表的な製品には「サラテクト」シリーズや「スキンベープ」シリーズがあります。

服の上から使える虫除けスプレー

肌が弱くて直接スプレーを塗ることに抵抗がある方や、塗りムラによる刺されを防ぎたい方には、服の上から使える虫除けスプレーが非常に有効です。肌に塗るタイプと併用することで、防御力をさらに高めることができます。

製品によってはディートやイカリジンが含まれており、衣類への使用が認められているものがあります。虫がとまりやすい帽子の周り、袖口、ズボンの裾、靴下などに集中的にスプレーしておくと、衣服の隙間からの虫の侵入を効果的に防げます。「服にスプレーするサラテクト」などが代表的な製品です。

天然成分で安心 ハッカ油スプレー

化学成分を避けたい方や、ナチュラルな香りが好きな方にはハッカ油スプレーが人気です。ハッカに含まれる「l-メントール」の清涼感のある香りを虫が嫌う性質を利用した忌避剤です。

市販品も多くありますが、ドラッグストアなどで手に入る材料で簡単に自作することもできます。

【ハッカ油スプレーの作り方】

  • ハッカ油:10〜20滴
  • 無水エタノール:10ml
  • 精製水:90ml
  • スプレーボトル
北見ハッカ通商
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無水エタノールにハッカ油を混ぜてよく溶かしてから、精製水を加えてさらに混ぜれば完成です。ただし、天然成分のため効果の持続時間は比較的短く、1〜2時間おきにこまめにスプレーし直す必要があります。また、猫を飼っている方は、ハッカ油の成分が猫にとって有害となる可能性があるため、使用には十分注意してください。

空間全体を守る置き型・吊り下げ型グッズ

自分の体を守る対策と同時に、テントやタープ周りといった生活空間全体を虫から守る「空間防衛」を行うことで、キャンプの快適性は格段に向上します。煙で広範囲をカバーするものから、火を使わない安全なもの、物理的に遮断するものまで、状況に応じて最適なグッズを配置しましょう。

最強の煙で広範囲をカバーするパワー森林香と蚊取り線香

煙で薬剤を拡散させるタイプの虫除けは、風上に置くことで広範囲をカバーできるため、屋外での活動に非常に効果的です。

特に、株式会社児玉兄弟商会が製造する「パワー森林香」は、林業のプロも愛用する強力な防虫線香としてキャンパーから絶大な支持を得ています。通常の蚊取り線香よりも煙の量が多く、有効成分「メトフルトリン」がブヨやアブといったしつこい害虫にも高い効果を発揮します。サイトの風上に1つ置くだけで、強力なバリアを形成してくれます。

一般的な蚊取り線香(例:金鳥の渦巻)も、蚊に対しては十分な効果があります。テントの四隅やテーブルの下など、複数箇所に設置することでサイト全体の防御力を高めることができます。いずれも火を使うため、専用の線香皿や携帯防虫器に入れ、燃えやすいものから離して安全に使用しましょう。

火を使わない電池式・リキッド式虫除け

小さな子供やペットがいて火を使うのが心配な場合や、テント内での使用には、火を使わない電池式やリキッド式の虫除けが最適です。ファンで薬剤を拡散させる電池式は持ち運びが簡単で、テントの入り口やテーブルの下に置くのに便利です。「どこでもベープ」シリーズなどが人気です。

煙や匂いがほとんどなく、手軽で安全に使える点が最大のメリットですが、屋外の広い空間では風の影響を受けやすく、効果が限定的になることもあります。風のないテント内やスクリーンタープ内での使用に適しています。

虫が寄りにくいLEDランタンの選び方と使い方

夜になるとランタンの光に虫が集まってきて不快な思いをした経験はありませんか。これは虫が光に集まる「正の走光性」という習性によるものです。虫は紫外線や青白い光を好む一方、波長の長いオレンジ色や黄色の光には寄りにくい性質があります。

この性質を利用し、居住空間で使うメインランタンは暖色系のLEDランタンを選び、少し離れた場所におとりとして白色系の明るいランタンを設置すると、虫をそちらに誘導することができます。近年では、虫が好む光の波長をカットした「防虫機能付き」のLEDランタン(例:ジェントスの一部モデル)も販売されており、効果的な対策となります。

物理的にシャットアウトするスクリーンタープと蚊帳

薬剤に頼らず、最も確実に虫の侵入を防ぐ方法が、メッシュで空間を囲うことです。

スクリーンタープは、四方をメッシュの壁で覆うことができるタープで、虫の侵入を完全に防ぎながら、風通しの良い快適なリビング空間を確保できる最強のアイテムです。特に虫が多い時期のキャンプでは、食事やリラックスタイムを心から楽しむために絶大な効果を発揮します。

また、就寝時の対策としては蚊帳(モスキートネット)が有効です。テント内で吊り下げたり、コットを覆ったりすることで、睡眠中の虫刺されを完全に防ぎます。軽量でコンパクトな製品も多く、荷物になりにくいのも魅力です。物理的なバリアを一つ用意しておくだけで、夜の安心感が全く違います。

キャンプの虫対策は服装から!刺されないためのファッション術

虫対策グッズも重要ですが、それ以前に服装を工夫するだけで虫刺されのリスクは劇的に減少します。キャンプにおける虫対策の基本は、まず肌を物理的に守ることです。ここでは、虫を寄せ付けず、万が一近づかれても刺されにくい「最強のキャンピングファッション術」を徹底解説します。

基本は長袖長ズボンで肌の露出を避ける

キャンプにおける虫対策の最も基本的かつ効果的な方法は、長袖・長ズボンを着用して肌の露出を最小限に抑えることです。特に、蚊やブヨ、マダニなどは、わずかな肌の露出部分を狙ってきます。たとえ夏の暑い日であっても、半袖半ズボンは避けるのが賢明です。

暑さが気になる場合は、次のような機能性素材のウェアを選びましょう。

通気性の高い素材

リネン(麻)や薄手のコットン、メッシュ部分のあるポリエステル素材などは風通しが良く、熱がこもりにくいです。

吸湿速乾性の高い素材

ポリエステルなどの化学繊維は、汗をかいてもすぐに乾くため、気化熱で体温を下げ、快適に過ごせます。ベタつきが少ないので、虫が肌に直接触れる機会も減らせます。

UVカット機能のある素材

紫外線対策も同時にできるため、一石二鳥です。薄手のウインドブレーカーやラッシュガードを一枚羽織るのもおすすめです。

体にぴったりフィットする服は、生地の上から刺される可能性があるため、少しゆとりのあるサイズ感を選ぶことも大切なポイントです。

虫が好む黒や濃い色は避けて白っぽい服装を

虫、特に蚊やアブ、ハチは、特定の色に引き寄せられる習性があります。キャンプウェアを選ぶ際は、虫がターゲットとして認識しにくい「明るい色」や「淡い色」を選ぶようにしましょう。

蚊は二酸化炭素や体温だけでなく、視覚情報も使って獲物を探します。背景とのコントラストがはっきりする黒や紺などの暗い色は、蚊にとって格好の的となります。また、スズメバチなどのハチ類は、天敵であるクマを連想させる黒いものに対して攻撃的になる傾向があると言われています。

以下の表を参考に、服装の色を選んでみてください。

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推奨される色(虫が寄りにくい)避けるべき色(虫が寄りやすい)
白、アイボリー、ベージュ、ライトグレー、カーキ、ミントグリーン、サックスブルーなどの淡い色全般黒、紺、ダークグレー、濃い青、赤、オレンジなどの暗い色や原色

自然の緑に溶け込むアースカラーも良いですが、黒や紺に近い濃い緑は避け、明るめのカーキやオリーブを選ぶと良いでしょう。

服の素材選びも重要!虫がとまりにくい・刺しにくい生地とは?

色や肌の露出だけでなく、「服の素材」にこだわることで、さらに虫対策の効果を高めることができます。

虫がとまりにくい素材

表面がツルツルとした滑らかな素材は、虫が脚をかけてとまりにくいという利点があります。ウィンドブレーカーなどによく使われるポリエステルやナイロンといった化学繊維は、虫対策の観点からも非常に有効’mark>です。

虫の針が通りにくい素材

虫のとまりにくさに加え、万が一とまられても針が貫通しにくい高密度な生地を選ぶことも重要です。デニムや、アウトドアウェアに使われる「リップストップ(裂け止め)」生地は、目が詰まっていて丈夫なため、蚊の細い針を通しにくくします。体にフィットしすぎない、少し厚手で高密度なコットンシャツやパンツもおすすめです。

逆に、網目の粗いメッシュ素材や、体に密着する薄手のレギンスなどは、生地の上から刺されるリスクが高まるため注意が必要です。

帽子やアームカバーなどの小物も活用して完全防備

長袖・長ズボンだけではカバーしきれない部分を小物でガードすることで、防御力は格段にアップします。肌の露出「ゼロ」を目指して、以下のアイテムを活用しましょう。

帽子

頭部や顔周りを守るために必須です。特にハチは頭を狙ってくることがあるため、必ず着用しましょう。全方向からの日差しと虫を防げる、ツバの広いハットタイプが最適です。

ネックゲイター/フェイスカバー

意外と無防備になりがちな首筋は、虫の標的になりやすい箇所です。ネックゲイターで首元を覆うだけで、虫の侵入を効果的に防げます。

アームカバー

どうしても半袖で過ごしたい時間帯や、腕まくりをして作業する際に役立ちます。着脱が簡単なので、体温調節にも便利です。

手袋(グローブ)

テントの設営や薪割り、調理など、手を使う作業中は無防備になりがちです。薄手の作業用グローブを着用することで、手の甲や指先を虫刺されから守ります。

意外と盲点?足元の虫対策は靴と靴下が鍵

キャンプサイトでリラックスしたい気持ちから、サンダルやクロックスで過ごす人もいますが、足元の無防備な状態は、ブヨやマダニにとって絶好の機会を与えてしまいます。これらの虫は地面に近い草むらなどに潜んでいることが多いため、足元の対策は非常に重要です。

サンダルは絶対に避け、くるぶしまでしっかりと覆うことができるトレッキングシューズやハイカットのスニーカーを選びましょう。

メッシュ部分が多い靴は、通気性は良いですが虫が侵入する可能性もあるため、できるだけ目の細かいものや、防水素材のものが安心です。

靴下

必ず靴下を履き、なるべく厚手のものを選びましょう。

さらに、ズボンの裾を靴下の中に入れる「ソックイン」というスタイルは、見た目を気にする人もいるかもしれませんが、足元からの虫の侵入を防ぐのに最も効果的な方法の一つです。

マダニ対策としては特に有効なので、ぜひ実践してください。

子供やペットにも安心な虫対策

自然の中で過ごすキャンプは、子供やペットにとっても最高の体験です。しかし、デリケートな肌を持つ子供や、人間とは体のつくりが違うペットには、大人と同じ虫対策が適用できない場合があります。

大切な家族を虫の被害から守るためには、それぞれの特性に合わせた、安全で効果的な対策を知っておくことが不可欠です。この章では、子供とペットに特化した虫対策を詳しく解説します。

赤ちゃんや子供向けの虫除け選びのポイント

子供の肌は大人よりも薄く、バリア機能も未熟です。そのため、虫除け剤は成分をしっかり確認し、年齢に合ったものを選ぶ必要があります。特に、何でも口に入れてしまう可能性がある小さな赤ちゃんには、最大限の配慮が求められます。

子供用虫除け剤の主な有効成分には「ディート」と「イカリジン」があります。それぞれの特徴を理解して、正しく使い分けることが重要です。

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成分特徴年齢・使用制限の目安
ディート多くの害虫に効果があり、持続時間も長いですが、濃度によって年齢制限や使用回数制限があります。6ヶ月未満の乳児:使用不可
6ヶ月以上2歳未満:1日1回まで
2歳以上12歳未満:1日1~3回まで
顔への使用は避ける
イカリジン比較的新しい成分で、ディートと同等の効果が期待できます。肌への刺激が少なく、年齢制限や使用回数の制限がない製品が多いため、子供への使用に推奨されます。年齢制限・回数制限なし(製品の表示を確認) 衣類へのダメージが少ない 特有のニオイが少ない
天然成分
(ハッカ油など)
ユーカリ油やハッカ油など、植物由来の成分です。化学成分を避けたい場合に選択肢となりますが、効果の持続時間は短い傾向にあります。肌に優しいイメージだが、アレルギー反応を起こす可能性もある 効果の持続時間が短いため、こまめな塗り直しが必要

結論として、小さな子供には年齢制限のないイカリジン配合の虫除け剤が第一選択肢となるでしょう。ディートを使用する場合は、濃度と年齢制限を必ず守ってください。また、スプレーを直接吸い込まないよう、大人の手に一度スプレーしてから子供の肌に塗ってあげるなどの工夫をしましょう。

虫除け剤だけに頼らず、ベビーカーを覆う虫除けネットや、服に貼るタイプの虫除けシール、子供用の薄手の長袖・長ズボンなどを組み合わせることで、より万全な対策が可能です。

ペット(犬)のための虫対策と注意点

愛犬と一緒にキャンプを楽しむキャンパーも増えていますが、ペットの虫対策には人間とは異なる注意が必要です。犬は地面に近く、草むらに入りたがるため、ノミやマダニなどの寄生虫のリスクが特に高まります。

最も重要な注意点は、人間用の虫除け剤(特にディート含有製品)を絶対に犬に使用しないことです。犬が皮膚から成分を吸収したり、体を舐めて摂取したりすると、嘔吐や神経症状などの中毒症状を引き起こす可能性があり、非常に危険です。

また、天然成分であるハッカ油やアロマオイルも、犬にとっては刺激が強すぎたり、有害な種類があったりするため、自己判断での使用は避けるべきです。

では、どのように対策すれば良いのでしょうか。安全で効果的な方法を以下に示します。

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対策方法ポイント
動物病院で処方される予防薬最も安全で確実な方法です。キャンプへ行く前に必ずかかりつけの動物病院に相談しましょう。蚊が媒介するフィラリア症や、命に関わる病気を運ぶマダニ・ノミの駆除・予防薬(スポットタイプや経口薬)を処方してもらうことが基本の対策となります。
犬用の虫除けグッズペットショップや動物病院で販売されている、犬専用の虫除けスプレーや首輪、スポット剤などを使用します。必ず「犬用」と明記された、安全性が確認されている製品を選びましょう。
防虫効果のあるドッグウェア虫が付きにくい素材や、防虫加工が施された犬用の服を着せることで、物理的に虫から体を守ることができます。特に草むらでの活動時には有効です。
キャンプ後のケアキャンプから帰ったら、必ず全身をくまなくチェックし、ブラッシングやシャンプーをしてあげましょう。特にマダニは毛の根元や耳、指の間などに潜んでいることがあるため、念入りに確認してください。もしマダニを見つけても無理に取らず、すぐに動物病院を受診しましょう。

サイト設営時には、犬の休憩スペースとしてコットを用意し、地面から距離を保つのも有効です。大切な家族である愛犬を守るためにも、獣医師と相談の上、万全の準備でキャンプに臨みましょう。

もしも虫に刺されたら?正しい応急処置と対処法

どれだけ万全に対策をしていても、自然の中では虫に刺されてしまう可能性があります。大切なのは、刺された後に慌てず、正しい知識で迅速に応急処置を行うことです。適切な対応が、かゆみや腫れといった不快な症状を最小限に抑え、症状の悪化や二次感染を防ぐ鍵となります。虫の種類によって対処法が異なるため、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

かゆみや腫れを抑える塗り薬とポイズンリムーバー

蚊やブヨ、アブなどに刺された場合、最初に行うべき処置がその後の経過を大きく左右します。まずは基本的な応急処置の流れを覚えましょう。

STEP
患部を清潔にする

まずは刺された箇所をきれいな水で洗い流し、清潔な状態にします。

STEP
毒を吸い出す

刺された直後であれば、ポイズンリムーバーを使って毒液や唾液成分を吸い出すのが非常に効果的です。口で吸い出すのは、口内に傷があった場合に毒が体内に入ったり、雑菌による感染のリスクがあるため絶対にやめましょう。ポイズンリムーバーはキャンプの救急セットに必ず入れておきたい必須アイテムです。

STEP
患部を冷やす

毒を吸い出した後、保冷剤や冷たいタオルなどで患部を冷やします。冷やすことで血管が収縮し、炎症やかゆみの広がりを抑える効果があります。

STEP
薬を塗る

症状に合わせて適切な成分の塗り薬を使用します。掻きむしると皮膚が傷つき、症状が悪化したり、とびひ(伝染性膿痂疹)などの二次感染を引き起こす原因になるため、薬を塗った上から絆創膏やパッチを貼って保護するのもおすすめです。

市販の虫刺され薬には様々な成分が含まれています。症状に合わせて適切なものを選びましょう。

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成分の種類主な働きどんな時におすすめ?
ステロイド成分炎症を強力に抑える(赤み、腫れ、かゆみ)ブヨ、アブ、毛虫など、腫れやかゆみが強い場合に特に有効
抗ヒスタミン成分かゆみの原因となるヒスタミンの働きをブロックする蚊などによる一般的なかゆみに。
局所麻酔成分かゆみや痛みの神経伝達を麻痺させるしつこいかゆみや軽い痛みを素早く和らげたい時に。
殺菌成分掻き壊した箇所の細菌増殖を防ぐ掻いてしまった患部の二次感染予防に。
清涼感成分(l-メントールなど)スーッとした刺激でかゆみを紛らわす一時的にかゆみを忘れたい時に。

特にブヨやアブに刺された場合は、炎症が強く出やすいため、ステロイド成分が配合された「ムヒアルファEX」や「フルコートf(指定第2類医薬品)」などの医薬品が効果的です。

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ブヨに刺されたときの対処法

ブヨ(ブユ)は「刺す」のではなく皮膚を「噛みちぎる」ため、強いアレルギー反応を引き起こしやすい厄介な虫です。刺された直後はあまり症状がなくても、半日〜翌日になってから激しいかゆみ、熱を持った赤い腫れ、硬いしこり’mark>といった症状が現れるのが特徴です。

ブヨに刺されたと気づいたら、以下の手順で対処してください。

STEP
ポイズンリムーバーで毒を絞り出す

何よりもまず、患部から毒を絞り出すことが重要です。爪で無理に押し出そうとすると皮膚を傷つけるため、必ずポイズンリムーバーを使いましょう。

STEP
ステロイド系の薬を塗る

ブヨの強い炎症には、市販薬の中でも効き目の強いステロイド系の塗り薬が必須です。我慢できないかゆみと腫れを効果的に抑えます。

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STEP
徹底的に冷やす

薬を塗った後も、保冷剤などで継続的に患部を冷やし続けることで、炎症と腫れをかなり軽減できます。

STEP
掻かないことを徹底する

掻き壊すと、治りが遅くなるだけでなく、跡が残ったり細菌感染を起こすリスクが高まります。

数日経っても腫れが引かない、水ぶくれがひどい、全身にじんましんが出るなどの症状が見られる場合は、アレルギー反応が強く出ている可能性があります。我慢せずに皮膚科を受診しましょう。

ハチやマダニに刺された場合はすぐに病院へ

ハチやマダニは、他の虫とは危険度が全く異なります。刺されたり咬まれたりした場合は、自己判断で済ませず、速やかに医療機関を受診することが原則です。

ハチに刺された場合

ハチに刺されると、毒によって強い痛みや腫れが生じます。最も警戒すべきは、命に関わることもある「アナフィラキシーショック」です。

【応急処置】

STEP
安全な場所へ避難

まずはその場から静かに離れ、再び刺されないようにします。

STEP
針を抜く

針が残っている場合は、毛抜きやクレジットカードのような硬いもので横にスライドさせるようにそっと取り除きます。指でつまむと毒嚢を圧迫し、さらに毒を注入してしまう恐れがあるので避けてください。

STEP
毒を吸い出し、洗い流す

ポイズンリムーバーで毒を吸い出し、きれいな水で患部を洗い流します。

STEP
冷やして薬を塗る

患部を冷やし、抗ヒスタミン成分やステロイド成分を含む軟膏を塗ります。

【すぐに病院へ行くべき症状】

刺された部位の症状だけでなく、全身にじんましん、息苦しさ、吐き気、めまい、意識が朦朧とするなどの症状が現れた場合は、アナフィラキシーショックの可能性があります。一刻を争うため、ためらわずに救急車を呼んでください。過去にハチに刺されたことがある人は、アレルギー反応が強く出やすい傾向があるため、特に注意が必要です。

マダニに咬まれた場合

マダニは、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)やライム病、日本紅斑熱といった危険な感染症を媒介する可能性があります。吸血中のマダニに気づいても、絶対に自分で無理に引き抜こうとしないでください

無理に取ろうとすると、マダニの口器だけが皮膚に残り、そこから感染症を引き起こしたり、皮膚が化膿したりする原因となります。

マダニに咬まれているのを発見したら、マダニが付着したままの状態で、速やかに皮膚科を受診してください。病院で適切に除去してもらうのが最も安全で確実な方法です。

病院でマダニを除去してもらった後も、数週間は発熱や発疹、倦怠感などの体調変化がないか注意深く観察し、もし異常を感じた場合はすぐに受診した医療機関に相談しましょう。

まとめ

快適で安全なキャンプの実現には、虫対策が欠かせません。その理由は、不快なかゆみだけでなく、感染症などの健康被害を防ぐためです。

対策の結論として、水辺や草むらを避けるサイト選び、長袖長ズボンといった服装の工夫を基本とし、虫除けスプレーやパワー森林香などのグッズを組み合わせた多角的な防御が最も効果的です。万が一刺された際の応急処置も覚え、万全の準備で虫のいない最高のキャンプを楽しんでください。

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この記事を書いた人

平日は会社員、休日は釣りやキャンプなどを中心にアウトドア楽しんでいます。

就職してから釣りをメインに、上司や先輩と仲良くなれることで、仕事もプライベートも充実しているアラサーサラリーマン!

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