寒さが厳しくなる12月のキャンプ飯は、冷めにくい鍋や煮込み料理、ワンポットで作れる時短メニューを選ぶのが基本です。白菜や長ねぎなどの冬野菜に市販の鍋つゆや冷凍食品を組み合わせれば、冷たい水での下処理を減らし、短時間で体を温める料理が完成します。
この記事では、ソロからファミリーまで対応する簡単レシピ24選に加え、クリスマスや年越しの献立アレンジ、低温下でも火力を落とさない寒冷地用ガスの選び方や一酸化炭素中毒を防ぐ注意点まで具体的に解説します。
12月のキャンプ飯は温かくて簡単に作れるメニューを選ぼう


12月のキャンプ場は夕方以降の冷え込みが厳しく、地域や標高によっては氷点下まで気温が下がります。寒さで手がかじかむ屋外では、工程が多い料理や火通りに時間がかかるメニューは調理自体の負担が大きくなります。
そのため、短時間で手軽に作れて冷めにくく、体の芯から温まるメニューを中心に献立を組み立てることが冬キャンプを快適に楽しむための基本です。
鍋・スープ・煮込み料理を中心に献立を考える
冬の屋外環境では、皿に盛り付けた焼き物や炒め物は外気によって短時間で冷めてしまいます。一方、鍋やスープ、煮込み料理などの汁物は熱を長く保持できるため、最後まで温かい状態で食事を楽しめます。
また、バーナーや焚き火に鍋をかけたまま取り分けながら食べられるため、食事中も継続して暖を取ることができます。
白菜・大根・長ねぎなど冬の食材を取り入れる
12月に旬を迎える白菜、大根、長ねぎといった冬野菜は、寒さによって甘みが増し、煮込み料理に加えることでスープ全体に自然な旨味を行き渡らせます。これらの野菜は加熱すると柔らかくなり、煮汁をたっぷり含むため、熱々の料理と相性が抜群です。
さらに、根菜類やねぎ類を献立に組み込むことで、食べ応えがあり栄養バランスの取れた冬らしい食卓が整います。
ソロキャンプは少量で作れるワンポット料理を選ぶ
ソロキャンプでは、使用できるバーナーの数やクッカーの容量が限られます。鍋やメスティンひとつで具材の加熱から味付けまで完結するワンポット料理を選ぶと、調理スペースを圧迫せず、洗い物の数も最小限に抑えられます。1人前のポーションを無駄なく使い切れるよう、少量パックの食材やカット野菜を活用できるメニューが適しています。
ファミリーキャンプは取り分けやすい鍋料理を選ぶ
子ども連れや複数人でのファミリーキャンプでは、大きめの鍋やダッチオーブンを使った取り分け料理が適しています。1つの大きな熱源で全員分の温かい料理を一度に作れるため、調理担当者が何度も料理を作り直す負担がなくなります。具材が柔らかく煮込まれた鍋料理であれば、小さな子どもでも食べやすく、各自の食べる量に合わせてスムーズに配膳できます。
調理時間・人数・調理器具でレシピを選ぶ
冬のキャンプでは、日没が早く17時前には周囲が暗くなるため、調理にかけられる時間と持参する道具に応じたメニュー選びが重要です。参加人数と手持ちのギアに合わせて最適な料理ジャンルを選ぶことで、屋外でも失敗なく温かい食事を用意できます。
| キャンプ人数 | 適したメニュー形式 | 調理時間の目安 | 主な調理器具 |
|---|---|---|---|
| ソロ(1人) | メスティン鍋、ワンポットスープパスタ | 10〜15分 | メスティン、小型深型クッカー |
| デュオ(2人) | 具だくさんポトフ、シチュー、ミニすき焼き | 15〜20分 | 中型両手鍋、浅型スキレット |
| ファミリー(3〜4人以上) | 寄せ鍋、豚汁、煮込みうどん | 20〜30分 | 大型土鍋、ダッチオーブン、大鍋 |
12月のキャンプ飯におすすめの鍋レシピ6選


氷点下近くまで気温が下がる12月のキャンプでは、短時間で煮えて熱々のスープごと楽しめる鍋料理が重宝します。下ごしらえの手間を省き、冷え切った体を素早く温められる鍋レシピを紹介します。



こういったセットがあると便利ですね。
白菜と豚肉のミルフィーユ鍋
白菜の甘みと豚バラ肉の旨味が溶け出し、シンプルな調味料でも深いコクが味わえる冬の定番鍋です。具材を隙間なく詰めることで、熱が均一に通り短時間で柔らかく仕上がります。


材料
作り方
- 白菜と豚バラ肉を交互に4〜5回重ね、5cm幅に切り分けます。
- 鍋の縁に沿って、切り口が上を向くように外側から中心へ向かって隙間なく敷き詰めます。
- 水、和風顆粒だし、酒、みりん、しょうゆ、塩を鍋に注ぎ入れます。
- 蓋をして中火にかけ、沸騰したら弱火にして白菜が柔らかくなるまで約10分煮込みます。
市販の鍋つゆで作るキムチ鍋
カプサイシンの効果で体の芯から温まるキムチ鍋は、ストレートタイプの市販鍋つゆを使うことで調味料の計量や失敗をなくせます。発酵したキムチの酸味と豚肉の脂が合わさり、濃厚なスープが完成します。


材料
作り方
- 白菜はざく切り、長ねぎは斜め切り、えのきは石づきを落としてほぐし、豆腐は食べやすい大きさに切ります。ニラは5cm幅に切ります。
- 鍋によく振ったキムチ鍋つゆを入れて火にかけます。
- 沸騰したら豚肉、白菜の芯、長ねぎ、豆腐、えのきを加えます。
- 具材に火が通ったら、白菜の葉とニラを加え、ひと煮立ちさせて完成です。
冷凍餃子と長ねぎの水餃子鍋
解凍不要の冷凍餃子を活用し、包丁を使う工程を最小限に抑えた時短鍋です。餃子の皮がスープの旨味を吸い、つるりとした食感と食べ応えを両立できます。


材料
作り方
- 長ねぎは斜め薄切り、チンゲン菜は根元を落として食べやすい長さに切ります。
- 鍋に水、鶏がらスープの素、しょうゆを入れて沸騰させます。
- 凍ったままの餃子と長ねぎを加え、中火で約4〜5分煮込みます。
- チンゲン菜を加えてさっと火を通し、仕上げにごま油と白いりごまを回しかけます。
鶏肉と冬野菜の豆乳鍋
まろやかな豆乳スープが鶏肉の旨味と冬野菜の甘みを包み込む優しい味わいの鍋です。豆乳は沸騰させすぎると分離するため、弱火でじっくり温めるのが美味しく仕上げるコツです。


材料
| 材料(2人分) | 分量 |
|---|---|
| 鶏もも肉 | 250g |
| 無調整豆乳 | 300ml |
| 水 | 300ml |
| 白菜 | 150g |
| 長ねぎ | 1/2本 |
| にんじん | 1/3本 |
| しめじ | 1/2パック |
| 白だし | 大さじ3 |
| みそ | 大さじ1 |
作り方
- 鶏もも肉は一口大に切り、白菜はざく切り、長ねぎは斜め切り、にんじんは短冊切り、しめじは石づきを取ってほぐします。
- 鍋に水、白だし、鶏もも肉、にんじんを入れて中火にかけ、アクを取りながら煮ます。
- 鶏肉に火が通ったら、白菜、長ねぎ、しめじを加えてしんなりするまで煮込みます。
- 弱火にして無調整豆乳とみそを溶き入れ、沸騰直前で火を止めます。
トマト缶で作るチーズトマト鍋
トマトの爽やかな酸味と濃厚なチーズが調和し、洋風のキャンプディナーを楽しめるレシピです。煮込むほどに具材の出汁がトマトソースに溶け込み、旨味が凝縮されます。


材料
| 材料(2人分) | 分量 |
|---|---|
| カットトマト缶 | 1缶(400g) |
| 水 | 200ml |
| ウインナーソーセージ | 6本 |
| 鶏もも肉 | 150g |
| キャベツ(または白菜) | 150g |
| 玉ねぎ | 1/2個 |
| ブロッコリー | 1/3株 |
固形コンソメ![]() ![]() | 2個 |
| おろしにんにく | 小さじ1/2 |
| ピザ用チーズ | 60g |
作り方
- 鶏肉は一口大、玉ねぎはくし形切り、キャベツはざく切り、ブロッコリーは小房に分けます。
- 鍋にトマト缶、水、固形コンソメ、おろしにんにくを入れて混ぜ、中火にかけます。
- 煮立ったら鶏肉、ウインナー、玉ねぎ、キャベツを加え、蓋をして中火で約8分煮込みます。
- ブロッコリーを加え、上にピザ用チーズを散らして蓋をし、チーズが溶けるまで約2分加熱します。
鶏だんごと長ねぎの塩ちゃんこ鍋
あっさりとした塩ベースの出汁に生姜を効かせた、風味豊かな鍋料理です。市販の鶏肉だんごやつみれを活用すれば、手や調理器具を汚さず手軽にボリュームを出せます。


材料
| 材料(2人分) | 分量 |
|---|---|
| 市販の鶏生つみれ(または鶏だんご) | 200g |
| 長ねぎ | 1本 |
| 白菜 | 200g |
| 油揚げ | 1枚 |
| しいたけ | 2枚 |
| 水 | 600ml |
| 鶏がらスープの素 | 大さじ1 |
| 酒 | 大さじ2 |
| みりん | 大さじ1 |
| 塩 | 小さじ1/2 |
| おろし生姜 | 小さじ1 |
| 粗挽き黒こしょう | 少々 |
作り方
- 長ねぎは斜め切り、白菜はざく切り、油揚げは短冊切り、しいたけは軸を落として薄切りにします。
- 鍋に水、鶏がらスープの素、酒、みりん、塩、おろし生姜を入れて中火で沸かします。
- つみれをスプーンで一口大に丸めながら鍋に落とし入れます(成形済みの鶏だんごの場合はそのまま投入)。
- 白菜、長ねぎ、しいたけ、油揚げを加え、中火で具材に火が通るまで約6〜7分煮込みます。
- 仕上げに粗挽き黒こしょうを振って味を引き締めます。
体が温まるスープ・煮込みの冬レシピ9選


冷え込みが厳しくなる12月のキャンプでは、汁気たっぷりのスープや弱火でじっくり火を通す煮込み料理が重宝します。あらかじめ自宅で野菜を刻んで持参したり、市販のスープベースや缶詰を活用したりすることで、凍える野外でも短時間の加熱で温かい料理が完成します。
根菜たっぷりの具だくさん豚汁
豚肉の脂とごま油の香ばしさがスープの表面に膜を張り、冷たい外気でも冷めにくい冬キャンプの定番汁物です。根菜をしっかり炒めてから煮ることで、野菜の甘みと旨味が引き出されます。


材料
| 材料名(2人分) | 分量 |
|---|---|
| 豚バラ薄切り肉 | 100g |
| 大根 | 3cm幅(短冊切り) |
| にんじん | 1/3本(いちょう切り) |
| ごぼう | 1/4本(ささがき) |
| 長ねぎ | 1/2本(斜め薄切り) |
| 水・和風顆粒だし | 400ml・小さじ1 |
| 味噌 | 大さじ1と1/2〜2 |
| ごま油 | 小さじ1 |
作り方
鍋にごま油を熱し、一口大に切った豚バラ肉を中火で炒めます。肉の色が変わったら大根、にんじん、ごぼうを加えて油が回るまで炒め合わせます。
水と和風顆粒だしを注ぎ、沸騰したらアクを取り除き、弱火で根菜が柔らかくなるまで約8分煮込みます。仕上げに長ねぎを加え、火を止める直前に味噌を溶き入れてひと煮立ちさせたら完成です。
ウインナーと冬野菜のポトフ
大きめに切った野菜とウインナーから出る旨味をそのまま味わう洋風スープです。弱火でコトコト煮るだけで野菜が柔らかくなり、素材の甘みがスープ全体に広がります。


材料
| 材料名(2人分) | 分量 |
|---|---|
| ウインナーソーセージ | 4〜6本 |
| キャベツ | 1/4個(くし形切り) |
| じゃがいも | 1個(4等分) |
| にんじん | 1/2本(乱切り) |
| 水 | 500ml |
| 固形コンソメ | 1個 |
| 塩・黒こしょう | 少々 |
作り方
鍋に水、固形コンソメ、キャベツ、じゃがいも、にんじんを入れて中火にかけます。沸騰したら弱火に落とし、フタをして約10分加熱します。
じゃがいもに竹串が通る柔らかさになったらウインナーを加え、さらに弱火で約5分煮ます。塩と黒こしょうで味を調え、お好みで粒マスタードを添えて取り分けます。
市販のルウで作る鶏肉のクリームシチュー
市販のルウを使うことで、とろみ付けの失敗なく濃厚な味わいに仕上がります。牛乳を加えた後は焦げ付きやすいため、弱火でかき混ぜながら温めるのがポイントです。


材料
| 材料名(2人分) | 分量 |
|---|---|
| 鶏もも肉 | 150g(一口大) |
| 玉ねぎ | 1/2個(くし形切り) |
| にんじん | 1/2本(乱切り) |
| じゃがいも | 1個(一口大) |
| 水 | 300ml |
| 牛乳 | 100ml |
| クリームシチューのルウ | 2皿分(約35〜40g) |
| サラダ油またはバター | 小さじ1 |
作り方
鍋に油を熱し、鶏もも肉を皮目から炒めます。肉の色が変わったら玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを加えて全体に油が馴染むまで中火で炒めます。
水を加えて沸騰させ、アクを取った後、フタをして弱火で約10分煮込みます。一度火を止めてルウを割り入れ、完全に溶かしてから牛乳を注ぎ、焦げ付かないよう底から混ぜながら弱火で5分とろみがつくまで煮込みます。
下ゆでした大根で作る簡単おでん
自宅で大根を電子レンジ加熱または下ゆでして持参することで、キャンプ場での煮込み時間を大幅に短縮できます。練り物から出る出汁を吸った熱々のおでんは、冬キャンプの夜にぴったりです。


材料
| 材料名(2人分) | 分量 |
|---|---|
| 大根(下ゆで済み) | 4切れ(2cm厚さの輪切り) |
| 市販のおでん種セット(練り物・こんにゃく等) | 1袋 |
| ゆで卵 | 2個 |
| 水 | 600ml |
| 白だし(または付属のおでんつゆ) | 60ml(規定の希釈量) |
作り方
鍋に水と白だしを入れ、下ゆで済みの大根、こんにゃく、ゆで卵を入れて中火にかけます。
沸騰したら弱火にし、練り物を加えます。フタをして弱火のまま15〜20分じっくり煮含め、具材に出汁が染み込んだら火から下ろします。
さば味噌煮缶と長ねぎの煮込み
味付けが完成している缶詰を活用した、調味料要らずのスピード煮込み料理です。缶汁ごと煮詰めることで、長ねぎにさばのコクと甘味噌の風味が素早く絡みます。


材料
| 材料名(2人分) | 分量 |
|---|---|
| さば味噌煮缶 | 1缶(約190g) |
| 長ねぎ | 1本(2cm幅の斜め切り) |
| おろし生姜(チューブ) | 小さじ1/2 |
| 水 | 50ml |
| 一味唐辛子 | お好みで適量 |
作り方
小さめの鍋またはスキレットに、さば味噌煮缶の汁ごと全量、水、おろし生姜、斜め切りにした長ねぎを入れます。
中火にかけ、煮立ったら弱火にしてスプーンで煮汁をかけながら約5分煮込みます。長ねぎがしんなりして煮汁にとろみがついたら完成です。お好みで一味唐辛子を振って仕上げます。
ベーコンときのこのスープパスタ
パスタを別茹でせず、スープの中で直接煮込むワンポット調理法です。パスタから溶け出すデンプンでスープにとろみがつき、熱さを長くキープできます。


材料
| 材料名(2人分) | 分量 |
|---|---|
| スパゲッティ(ゆで時間早茹で3〜5分のもの) | 160g |
| ハーフベーコン | 4枚(1cm幅にカット) |
| しめじ・まいたけなど | 合わせて100g(石づきを取りほぐす) |
| 水 | 600ml |
| 顆粒コンソメ | 小さじ2 |
| オリーブオイル | 小さじ1 |
| 黒こしょう・粉チーズ | 各適量 |
作り方
鍋にオリーブオイルを熱し、ベーコンときのこを中火で炒めます。きのこがしんなりしたら水と顆粒コンソメを加えます。
沸騰したらスパゲッティを半分に折って入れます。麺がくっつかないよう時々混ぜながら、袋の表示時間どおり中火〜弱火で煮込みます。器に盛り、黒こしょうと粉チーズを振って仕上げます。
パックご飯とトマト缶のチーズリゾット
冷えたパックご飯をそのままスープに投入して煮るだけの温かい洋風煮込みご飯です。トマトの酸味とチーズのコクが合わさり、濃厚な味わいになります。


材料
| 材料名(2人分) | 分量 |
|---|---|
| パックご飯 | 1パック(200g・温めずそのまま使用) |
| カットトマト缶 | 1/2缶(200g) |
| ウインナーまたはベーコン | 50g |
| 水 | 150ml |
| 顆粒コンソメ | 小さじ1 |
| ピザ用チーズ | 40g |
| オリーブオイル | 小さじ1 |
作り方
鍋にオリーブオイルを熱し、一口大に切ったウインナー(またはベーコン)を軽く炒めます。
トマト缶、水、顆粒コンソメを加え、沸騰したらパックご飯をほぐしながら入れます。弱火で約3分煮込み、ご飯が水分を吸ってふっくらしたらピザ用チーズを散らします。フタをして1分蒸らし、チーズが溶けたら火から下ろします。
鶏肉とブロッコリーのクリーム煮
香ばしく焼き色をつけた鶏肉と冬が旬のブロッコリーを、まろやかなホワイトソースで短時間煮込みます。スキレットや厚手の鍋で作ると保温性が高まり、冷めずに楽しめます。


材料
| 材料名(2人分) | 分量 |
|---|---|
| 鶏もも肉 | 150g(一口大) |
| ブロッコリー(小房に分ける) | 1/2株 |
| 薄力粉 | 大さじ1 |
| 牛乳(または豆乳) | 200ml |
| 顆粒コンソメ | 小さじ1/2 |
| 有塩バター | 10g |
| 塩・こしょう | 少々 |
作り方
スキレットまたは鍋にバターを中火で溶かし、塩・こしょうを振った鶏もも肉を皮目から焼きます。両面に焼き色がついたらブロッコリーを加えます。
弱火にして薄力粉を全体に振り入れ、粉っぽさがなくなるまで全体を炒め合わせます。牛乳と顆粒コンソメを少しずつ加えながら混ぜ、弱火で約5分とろみがつくまで煮込みます。
冷凍えびときのこのアヒージョ
オイルで食材を煮込むスペイン料理のアヒージョは、オリーブオイルの油膜で熱が逃げにくく、冬の野外調理に適しています。冷凍えびを使用することで下処理の手間を省けます。


材料
| 材料名(2人分) | 分量 |
|---|---|
| 冷凍むきえび(解凍して水気を拭く) | 100g |
| マッシュルームまたはエリンギ | 1パック(食べやすい大きさに切る) |
| にんにく | 2片(薄切りまたはみじん切り) |
| 鷹の爪(輪切り) | 1本分 |
| オリーブオイル | 100ml(具材が半分浸かる程度) |
| 塩 | 小さじ1/3 |
| バゲット | 適量 |
作り方
小さめのスキレットや小鍋に、オリーブオイル、にんにく、鷹の爪、塩を入れて弱火にかけます。冷たいオイルからじっくり加熱してにんにくの香りを引き出すのがコツです。
にんにくの香りが立ち、細かな泡が出てきたら、水気をしっかり拭き取ったえびときのこを加えます。弱火のまま3〜5分煮込み、えびに火が通ったら完成です。温めたバゲットをオイルに浸しながら召し上がってください。
冬キャンプの朝食や締めにおすすめの主食レシピ6選


氷点下近くまで気温が下がる12月の冬キャンプでは、冷え切った朝の体を目覚めさせる手軽な朝食や、夜の鍋・煮込み料理を余さず楽しむ締めメニューが重宝します。下ごしらえが少なく短時間で加熱できる主食レシピを活用することで、冷え込みが厳しい時間帯でもスムーズに調理を完了できます。
冷凍うどんで作る味噌煮込みうどん
冷凍うどんは解凍せずにそのまま煮込めるため、茹で湯を用意する手間がかかりません。濃いめの味噌だしが麺に染み込み、体の芯から温まります。


材料
| 材料・調味料 | 分量(1人分) |
|---|---|
| 冷凍うどん | 1玉 |
| 豚こま切れ肉 | 50g |
| 長ねぎ | 1/3本(斜め薄切り) |
| 油揚げ | 1/2枚(短冊切り) |
| 卵 | 1個 |
| 水 | 300ml |
| 和風顆粒だし | 小さじ1 |
| 味噌 | 大さじ1と1/2 |
| みりん | 小さじ1 |
作り方
- 小鍋に水、和風顆粒だし、みりんを入れて火にかけ、沸騰したら豚こま切れ肉と油揚げを加えます。
- 豚肉に火が通ったら味噌を溶き入れ、凍ったままの冷凍うどんと長ねぎを加えます。
- 麺がほぐれて全体が一煮立ちしたら中央に卵を落とし、フタをして弱火で1〜2分加熱して好みの半熟状態に仕上げます。
パックご飯で作るきのこのチーズリゾット
炊飯の手間を省けるパックご飯と常備しやすいきのこを使った洋風リゾットです。牛乳とチーズのコクで濃厚な味わいになり、夜の締めにも朝食にも適しています。


材料
| 材料・調味料 | 分量(1人分) |
|---|---|
| パックご飯 | 1パック(約180g) |
| しめじ・舞茸など好みのきのこ | 計50g(石づきを取り小房に分ける) |
| ベーコン | 1枚(1cm幅にカット) |
| 牛乳 | 150ml |
| 水 | 50ml |
| 顆粒コンソメ | 小さじ1 |
| ピザ用チーズ | 30g |
| オリーブオイル | 小さじ1 |
| 粗挽き黒こしょう | 少々 |
作り方
- クッカーにオリーブオイルを熱し、ベーコンときのこを中火で炒めます。
- きのこがしんなりしたら水、牛乳、顆粒コンソメ、パックご飯(温めずそのまま)を加えます。
- スプーンでご飯をほぐしながら弱火で3分ほど煮込み、水分が少なくなったらピザ用チーズを加えます。
- チーズが完全に溶けたら火を止め、粗挽き黒こしょうを振って完成です。
パックご飯で作る卵ときのこの雑炊
余分な油を使わず、だしの旨味で優しく仕上げる和風雑炊です。前夜の残ったスープを利用しても短時間で美味しく仕上がります。


材料
| 材料・調味料 | 分量(1人分) |
|---|---|
| パックご飯 | 1パック(約180g) |
| 卵 | 1個(溶きほぐす) |
| 椎茸またはしめじ | 30g(薄切りまたは小房に分ける) |
| 水 | 250ml |
| 白だし | 大さじ1と1/2 |
| 刻み青ねぎ | 適量 |
作り方
- 小鍋に水、白だし、きのこを入れて中火で加熱します。
- 沸騰したらパックご飯を加え、スプーンでほぐしながら弱火で2分ほど煮込みます。
- 溶き卵を回し入れ、フタをして火を止めて1分間蒸らし、余熱で卵をふんわりと固めてから青ねぎを散らします。
ホットサンドメーカーで作るハムチーズサンド
朝の定番であるホットサンドは、両面をしっかり密閉して焼くことで冷気に熱を奪われにくく、アツアツの状態で食べられます。


材料
| 材料・調味料 | 分量(1台分) |
|---|---|
| 食パン(8枚切り) | 2枚 |
| ロースハム | 2枚 |
| スライスチーズ(とろけるタイプ) | 1〜2枚 |
| 有塩バターまたはマヨネーズ | 10g |
| 黒こしょう | 少々 |
作り方
- 食パンの片面にそれぞれバターまたはマヨネーズを薄く塗ります。
- ホットサンドメーカーに食パン1枚をのせ、ハム、スライスチーズ、黒こしょうを重ね、もう1枚の食パンで挟みます。
- ホットサンドメーカーを閉じ、弱火で片面2〜3分ずつ、両面にこんがりと焼き色がつくまで返しながらじっくり加熱します。
しょうが香る鶏と卵の雑炊
おろししょうがの辛み成分と鶏肉の旨味を組み合わせた雑炊です。血行を促進するしょうがを加えることで、冷え込みが厳しい朝の防寒対策になります。


材料
| 材料・調味料 | 分量(1人分) |
|---|---|
| パックご飯 | 1パック(約180g) |
| 鶏もも肉(またはサラダチキン) | 50g(小さめの一口大にカット) |
| 卵 | 1個(溶きほぐす) |
| おろししょうが(チューブ可) | 小さじ1/2〜1 |
| 水 | 250ml |
| 和風顆粒だし | 小さじ1 |
| 薄口しょうゆ | 小さじ1 |
| 刻み青ねぎ・白いりごま | 各適量 |
作り方
- 小鍋に水、和風顆粒だし、薄口しょうゆ、おろししょうが、鶏もも肉を入れて火にかけます。
- 鶏肉に火が通ったらパックご飯を加え、弱火で2分ほど煮立たせます。
- 溶き卵を円を描くように回し入れ、半熟状になったら火を止め、青ねぎと白いりごまをトッピングします。
レトルトカレーで作るカレーチーズサンド
具材の調理が不要なレトルトカレーとチーズを挟むだけのボリューム満点な主食です。スパイスの刺激ととろけたチーズで満足感が高まります。


材料
| 材料・調味料 | 分量(1台分) |
|---|---|
| 食パン(8枚切り) | 2枚 |
| お好みのレトルトカレー | 1/2パック(約90〜100g) |
| ピザ用チーズ | 20〜30g |
| 有塩バター | 5g |
作り方
- ホットサンドメーカーの内側に薄くバターを塗ります。
- 食パン1枚を敷き、中央にくぼみを作ってからレトルトカレーをのせ、その上にピザ用チーズを重ねます。
- もう1枚の食パンをかぶせて挟み込みます。このとき、カレーがフチからはみ出さないよう具材を中心部に寄せてプレスするのが焦げ付きを防ぐコツです。
- 弱火で片面約2分30秒ずつ、表面が香ばしくカリッとするまで焼き上げます。
12月の食後に楽しむ温かいデザートレシピ3選


冷え込みが厳しくなる12月の夜キャンプでは、食後に熱々のスイーツを食べることで冷えた体を内側から効果的に温められます。焚き火の熾火(おきび)やバーナー、ホットサンドメーカーを活用し、少ない調理工程ですぐに仕上がる冬におすすめのデザートレシピを紹介します。
アルミホイルで包むバター焼きりんご
冬が旬のりんごを丸ごと使い、甘酸っぱい果汁とバターのコクを閉じ込める焼きりんごです。焚き火の熾火や炭火に入れて放っておくだけで完成するため、食後の歓談中に無理なく調理できます。


材料
| 材料(2人分) | 分量 |
|---|---|
| りんご | 1個 |
| 有塩バター | 15g |
| 砂糖(またはグラニュー糖) | 大さじ1 |
| シナモンパウダー | 少々 |
作り方
- りんごの上部をフタ用に厚さ1〜2cmほど切り落とし、芯抜き器やスプーンを使って中心の芯と種をくり抜きます。底に穴が開かないよう底面から1cmほど手前でくり抜くのを止めます。
- くり抜いた穴の中に、砂糖、シナモンパウダー、有塩バターを順に詰めます。
- 切り落とした上部のフタをかぶせ、隙間から果汁が漏れ出ないようにアルミホイルを二重に隙間なく巻き付けます。
- 焚き火の熾火やバーベキューグリルの炭の端に置き、約25〜30分じっくり加熱します。竹串やりんごの側面に触れてやわらかくなっていれば完成です。
切り餅とゆであずきで作る簡単ぜんざい
市販のゆであずき缶と切り餅を使い、シェラカップや小型クッカー1つで手軽に作れる和風ホットデザートです。あずきの優しい甘みと香ばしく焼いた餅が、冬キャンプの冷えた胃腸をじんわりと温めます。


材料
| 材料(2人分) | 分量 |
|---|---|
| 切り餅 | 2個 |
| ゆであずき缶 | 1缶(約160〜200g) |
| 水 | 100ml |
| 塩 | ひとつまみ |
作り方
- 焼き網またはバーナーの弱火で切り餅をじっくり焼き、表面に焼き色をつけて膨らませておきます。
- シェラカップや小鍋にゆであずき缶と水を入れ、中火にかけて混ぜながら温めます。
- ひと煮立ちしたら塩をひとつまみ加えて味を引き締め、火を止めます。
- 器に汁を注ぎ、香ばしく焼き上げた切り餅を温かいあずき汁の上にのせて提供します。
チョコとバナナのデザートホットサンド
ホットサンドメーカーに具材を挟んで焼くだけで作れる、濃厚なデザートサンドです。加熱されてとろけたチョコレートとバナナの甘みがパン全体に染み渡り、大人から子どもまで満足できるスイーツに仕上がります。


材料
| 材料(2人分) | 分量 |
|---|---|
| 食パン(8枚切り) | 2枚 |
| バナナ | 1本 |
| 板チョコレート(ミルクまたはブラック) | 1/2枚(約25g) |
| バター | 10g |
作り方
- バナナを厚さ約1cmの輪切りにし、板チョコレートは一口大に手で割ります。
- ホットサンドメーカーの両面の内側にバターを薄く塗ります。
- 食パン1枚をセットし、その上にバナナと割ったチョコレートを平らに並べ、もう1枚の食パンを重ねて挟みます。
- 弱火で片面を約2〜3分焼き、途中で裏返しながら両面にきれいな焼き色がつくまでじっくり加熱します。焼き上がったら半分にカットして召し上がってください。
12月らしさを楽しむキャンプ飯の献立アレンジ


寒さが本格化する12月のキャンプでは、旬の食材を活用した効率的な献立作りや、12月ならではの季節行事を取り入れたメニュー構成にすることで、満足度の高い食事を楽しめます。
白菜・大根・長ねぎなど冬野菜を使い回す
12月に旬を迎える白菜、大根、長ねぎは、寒さで糖度が増して甘みと旨みが強くなります。これらの野菜は鍋料理だけでなく、スープや副菜、翌朝の主食まで複数の料理へ使い回すことで、クーラーボックス内の食材管理が簡潔になり食品ロスを防げます。
| 食材 | 夕食での活用例 | 翌朝・昼での展開例 |
|---|---|---|
| 白菜 | ミルフィーユ鍋、豆乳鍋の具材 | 朝のスープパスタ、中華風雑炊 |
| 大根 | おでん、具だくさん豚汁 | 翌朝の雑炊の具材、みそ汁 |
| 長ねぎ | 塩ちゃんこ鍋、さば缶煮込み | 味噌煮込みうどんの薬味、スープ |
クリスマスキャンプはチキン料理を主役にする
12月中旬から下旬のクリスマスシーズンには、骨付き鶏もも肉やローストチキンなどのチキン料理をメインに据えることで、特別な食卓を演出できます。スキレットやダッチオーブンを使ってじっくり蒸し焼きにすると、冬の冷気による肉のパサつきを防ぎながら中までふっくらと火が通ります。付け合わせにミニトマトやブロッコリーを添えると、赤と緑のクリスマスカラーが映えるプレートが完成します。
年越しキャンプは温かいそばを献立に取り入れる
大晦日を含む年末のキャンプでは、冷え込みが厳しくなる夜や年越しの瞬間に合わせた温かいそばが重宝します。キャンプ場での調理では、下茹で不要の流水麺や冷凍そばを活用することで、寒冷地での湯沸かしにかかる時間と茹で汁の廃棄の手間を大幅に削減できます。夕食の鍋で余った鴨肉や長ねぎ、きのこ類を具材として流用すれば、出汁に旨みが溶け込んだ鴨南蛮風の年越しそばを手軽に楽しめます。
子どもと食べる料理は辛味を後から加える
ファミリーキャンプで大人向けのスパイシーな料理を楽しみたい場合は、最初から辛い味付けで作らず、辛味なしのベースを作ってから個別に調味する工夫が有効です。キムチ鍋や担々鍋を作りたい場合でも、ベースを味噌や豆乳の優しい味付けで仕上げて子ども分を取り分け、大人の器にキムチやコチュジャン、ラー油を後入れすることで、鍋を複数用意することなく全員で同じ温かい食事を共有できます。
冬レシピを失敗なく作るための準備


日没が早く気温が急激に下がる12月のキャンプでは、事前の下ごしらえと計画的な持ち物の選定が調理のスムーズさを左右します。現地での作業負担を極力減らし、温かい料理を冷めないうちに食べるための具体的な準備手順を解説します。
材料・分量・調理時間を確認して買い物リストを作る
12月は17時前後に日没を迎えるため、暗くなる前に夕食の準備を終えられるよう逆算して計画を立てます。献立ごとに必要な材料の分量と調理時間を確認し、買い忘れや余剰食材を出さないための買い物リストを作成します。
リストを作成する際は、以下のように売り場の動線に合わせて食材を分類しておくと、買い出しがスムーズです。
- 生鮮食品:肉類、魚介類、白菜、長ねぎ、きのこ類など
- 加工品・調味料:鍋つゆ、ルウ、缶詰、油、塩こしょうなど
- 主食・冷凍食品:米、うどん、冷凍餃子、パンなど
必要な調理器具・食器・保冷用品をリストにする
冬の屋外調理では、冷たい外気によって料理がすぐに冷めてしまうため、保温性に優れた食器や熱伝導率の高い調理器具を選ぶことが重要です。メニューに応じて必要な道具をリストアップし、忘れ物を防ぎます。
| カテゴリ | 主なアイテム | 冬キャンプでの役割・選定理由 |
|---|---|---|
| 調理器具 | 両手鍋、メスティン、スキレット、おたま、トング、キッチンバサミ | 厚手の金属製器具は蓄熱性が高く、熱を逃さず均一に食材へ火を通せます。 |
| 食器類 | ステンレス製ダブルウォールマグ、深型シェラカップ、木製スプーン | 二重構造の容器や木製カトラリーは外気の影響を受けにくく、口元への冷たさを防ぎます。 |
| 保冷用品 | ハードクーラーまたは高性能ソフトクーラー、保冷剤 | 外気温が低くても食材の傷みや凍結を防ぐため、一定温度を保つクーラーボックスに収納します。 |
野菜のカットと肉の小分けは自宅で済ませる
冬のキャンプ場の炊事場は水が非常に冷たく、長時間の水仕事は手のかじかみや体温低下の原因になります。野菜の水洗いや皮むき、カット作業はすべて自宅のキッチンで済ませておくことで、現地での水の使用量を最小限に抑えられます。
肉や魚も余分なドリップを拭き取り、一口大に切ってから持ち込むと、現地でまな板や包丁を洗う手間が省けます。
食材を一食分ずつ小分けして持参する
カットした食材は、メニューごと・1食分ごとにジッパー付き保存袋へ小分けにして密閉します。鍋用、スープ用、朝食用と袋を分けておくことで、クーラーボックスを開けている時間を短縮でき、冷気の流出を防ぎます。現地では袋から鍋へ直接食材を投入するだけで調理が始められる状態にしておきます。
鍋・メスティン・スキレットを献立に合わせて用意する
料理のジャンルや人数に合わせて適切なクッカーを選択すると、加熱効率が高まり調理の失敗を防げます。
- ステンレス・アルミ製両手鍋:ファミリーやグループでの鍋料理に適しており、具材をたっぷり入れても吹きこぼれにくい深さがあります。
- メスティン:熱伝導率が高いアルミ製のため、ソロ用の炊飯や煮込みうどん、少量のスープを短時間で仕上げる用途に適しています。
- スキレット・鋳鉄鍋:抜群の蓄熱性を持つため、アヒージョや焼き料理を火から下ろした後も温かい状態を長く保てます。
市販の鍋つゆ・冷凍食品・缶詰で調理を時短する
冬の屋外では寒さによって手先が動きにくくなり、調味料の計量にも時間がかかります。市販のパウチ入り鍋つゆや個包装の鍋キューブを活用すれば、味付けの失敗がなく短時間でスープベースが完成します。
また、冷凍の水餃子やカット済みシーフードミックス、さば味噌煮缶などの缶詰を取り入れることで、下処理にかかる時間を削り、沸騰したスープに入れるだけで本格的な味わいに仕上がります。
12月のキャンプ飯を安全に楽しむ注意点


12月のキャンプは氷点下近くまで気温が下がる地域も多く、暖かい季節とは異なるトラブルが発生しやすくなります。安全かつ快適に調理を楽しむために、機材の選定から衛生管理、寒冷地特有のリスク対策まで万全に整えておくことが大切です。
鍋・バーナー・ホットサンドメーカーの必要数を確認する
冬場は外気温の影響で料理が急速に冷めるため、調理と保温を同時に行えるよう熱源と調理器具の数を人数に合わせて揃える必要があります。バーナーが1台しかない場合、汁物を温め直している間に主食が冷え切ってしまう原因になります。
| 調理器具 | ソロキャンプでの目安 | ファミリー・グループ(3〜4人)での目安 |
|---|---|---|
| シングルバーナー/カセットコンロ | 1台(予備として固形燃料があると安心) | 2台以上(メイン調理用と保温・湯沸かし用) |
| 鍋・クッカー | 1〜2個(深型クッカーまたはメスティン) | 2〜3個(大鍋+サブクッカーやケトル) |
| ホットサンドメーカー | 1台(朝食・おつまみ兼用) | 1〜2台(連続して焼ける体制) |
寒い時期も食材の保冷と十分な加熱を心がける
「冬だから大丈夫」と油断しがちですが、暖房の効いた車内での移動中や、テント・シェルター内の暖まった空間に食材を放置すると傷む原因になります。外気温にかかわらず食材はクーラーボックスに入れて保冷剤とともに保管する習慣を徹底してください。また、寒冷下では熱が逃げやすいため、スープや煮込み料理を作る際も蓋をしっかり閉め、沸騰状態を一定時間保って全体に熱を行き渡らせます。
寒い日も食材の保冷と肉の十分な加熱を徹底する
12月の野外調理では、強風や冷気によって鍋や鉄板の表面温度が奪われ、外側には焼き色が付いていても中心部が生焼けになりやすいというリスクがあります。特に豚肉や鶏肉、ひき肉料理は食中毒の原因菌が残る危険があるため、カットサイズを小さめにするか、煮込み時間を長めに取って中心部まで十分に加熱してください。
テント内で火器を使わず一酸化炭素中毒を防ぐ
寒さを避けるために密閉されたテントや前室内でガスバーナー、カセットコンロ、炭火などの火器を使用することは絶対に避けてください。不完全燃焼によって発生する一酸化炭素は無色・無臭であり、気づかないうちに意識を失う重大な事故につながります。調理は必ずタープ下などの風通しの良い屋外で行い、就寝時やシェルター内での暖房器具使用時には一酸化炭素チェッカーを正しく設置して定期的な換気を行ってください。
低温時に使える燃料と防寒用品を準備する
一般的なカセットボンベ(CB缶)に含まれるノルマルブタンは、気温が約10℃を下回ると気化しにくくなり、火力が極端に落ちる「ドロップダウン現象」を引き起こします。12月のキャンプ飯調理には、低温下でも気化しやすいイソブタンやプロパンを配合した寒冷地仕様のガス缶(パワーガスやOD缶)を選ぶ必要があります。
| 燃料・用品 | 特徴と選び方 |
|---|---|
| 寒冷地対応ガス缶 | イソブタン・プロパン配合率が高いものを選定(冬用OD缶やハイパワーCB缶) |
| 風防(ウインドスクリーン) | 冷たい強風によるバーナーの熱量低下を防ぎ、調理効率を落とさないために必須 |
| 耐熱・防寒グローブ | 冷えた調理器具に直接触れて起こる手の冷えを防ぎ、熱い鍋の安全な運搬を補助 |
残った料理の保存と洗い物・ごみの処理まで計画する
12月のキャンプ場では夜間に氷点下まで下がり、鍋に残った汁物が凍結したり、炊事場の水道が凍って使えなくなったりすることがあります。また、油汚れは水温の低さで白く固まり、冷水だけでは落ちにくくなります。以下の手順であらかじめ後片付けの計画を立てておくとスムーズです。
残った汁物は放置せず、密閉容器に移してクーラーボックスに保管するか、就寝前までに食べ切るようにします。野生動物が残飯の匂いに引き寄せられるのを防ぐため、生ごみは袋を二重にして密閉し、頑丈なボックス内や車内にしまってください。調理後の鍋やフライパンは、温かいうちにキッチンペーパーやスクレーパーで汚れを粗拭きしておくことで、炊事場での冷水作業を大幅に減らせます。
まとめ
12月のキャンプ飯は、鍋や煮込み料理を中心に選び、体を内側から温める献立にすることが基本です。白菜や根菜などの旬の食材を取り入れつつ、自宅で野菜をカットし、市販の鍋つゆや冷凍食品を活用すれば、寒さの中でも手早く調理できます。
また、低温に対応したOD缶などの燃料を用意し、一酸化炭素中毒を防ぐためテント内での火気使用を避けるなど、安全管理も欠かせません。事前準備を整えて、温かい冬のキャンプ飯を楽しみましょう。























コメント